中村雅彦「呪いの研究」は呪詛の仕組みを明かしたヤバい本

呪いの研究−拡張する意識と霊性

10年以上前に購入し、全然読んでいなかった本があったのですが、
たまたま読みましてね。
これです。

「呪いの研究−拡張する意識と霊性」
http://amazon.co.jp/dp/4901510150

著者は中村雅彦さん。
愛媛大学の教育学部の教授でもあり、社会心理学を専攻しつつも、
龍王神社の神職(宮司)でもある方です。

以前、フジテレビの「ほんとにあった怖い話」にも出演されていたみたいですね。
http://www.fujitv.co.jp/honkowa/topics/topics07.html

呪いの秘訣は「怖い」「恐ろしい」という感情であるとか

で、「呪いの研究」。
物騒なタイトルなのですが、中身は、真面目です。
いい加減な代物ではありません。

が、おっかねー。
マジで怖い内容です。
いろんな書を読んできましたが、この本はヤバ系です。

が、この「怖い」「恐ろしい」という気分にさせることが、
実は、呪いでは重要なエッセンスになるようです。

「フック」ですね。
こうした恐れをを抱かせることが、呪いをかけるテクニックの一つであると。

21世紀のこの世にも呪いがある?

この本でも言及していますが、21世紀の今の世にも、
呪術は存在し、呪いが起きているといいます。

しかし、呪いは迷信とされていますので、
今の社会通念の元では、ほとんど見向きもされないと。
が、しっかりと生き続いているといいます。

で、そういう「呪詛」の事例が、いくつか紹介されています。
それが、もう驚きでしてね。
いや、ホント。
まるでアニメやSFの世界なのですが、こうした事例が本当にあるわけですね。

で、著者は、愛媛大学の教授です。
いい加減な内容ではありません^^;

しかも著者の中村さんご自身が宮司であり、この世界で活動している方です。
知られざる四国魔界フィールド・呪術の世界を迫真を持って紹介しています。

四国に多い拝み屋「太夫」の「いざなぎ流」

で、四国には、拝み屋(呪術師、宮司)が数多くいるといいます。
四国には、奈良時代に中国から輸入されてきた当時の道教の秘術などが、
呪禁術(じゅごんじゅつ)、鬼道、蟲道(こどう)として、
ほぼ原型のまま伝承されているといいます。

しかも陰陽道や密教の雑密とも結びつき、「いざなぎ流」として、
いまもなお「太夫(だゆう)」という呪術師が伝承しているといいます。

今では、「いざなぎ流」は無形文化財にもなっていて、
形骸化しているようにも映ります。

しかし、今でも力のある太夫(拝み屋・呪術師・宮司)は数多くいると。
式神は単なる折り紙ではなく、
本当にそこに力を込めて式(念)を飛ばすことができると。

拝み屋「太夫」の仕事とは

拝み屋(太夫)の仕事には、病気治し、願望成就などの光の仕事もあれば、
闇の仕事もあるといいます。
で、この闇の仕事の世界が凄まじい。

ちなみにこの本は、呪詛を依頼する話しからいきなり始まっています。
拝み屋や宮司同士が戦うサイキック・ウォーズの話しもあります。
で、呪詛を受けて、病気になってしまい入院する話しとかも。

また、才能のありそうな人をスカウトして、呪術師を養成もしていると。
そんな裏稼業のような世界があるとか。

宗教団体化しているとこともあるようです。
こうした団体に関わると脱会ができなくなるとか。
集団呪詛を仕掛けて、相手を呪い殺したり、倒したりしていると。
著者は、これを「霊的虐待」といっています。
本当に起きているといいますから、驚きです。

拝み屋は老いが速く、実年齢よりも老けて見えるといいます。
晩年には心身を蝕み、内臓疾患になったり、精神障害になる人が多いとか。
まさに「行者の末路は哀れなり」を地でいく因業深い生業です。

とまあ、そんなアニメかSFかのような話しがリアルで起きていて、
この本は、精神世界の「闇社会」について詳しく描かれています。
大学教授が書いただけによくまとまっています。

しかし、皮肉なことに、その描写からいろいろとわかってしまいます。
呪術師が誕生するプロセスも描かれています。
原理と活用の仕方がわかってしまうのではないかと。
悪用される恐れもありましょうか。
(だからヤバい)

呪詛のメカニズム

著者は、ケン・ウィルバーなどのトランスパーソナル心理学に基づき、
呪詛のメカニズムについて解明も試みています。
が、ウィルバーを引き合いにするまでもなく、
こうした世界は、エネルギーレベルの意識に、その秘密があります。

意識のフィールドには、闇の領域(集合的無意識)もありますが、
呪詛は、この闇の領域をスプリングボードや媒介にして、
念エネルギーを倍加して飛ばしまくって、相手に呪いをかけます。

相手のエネルギーフィールドに入り込み、操作しますので、これは厄介です。
エネルギーレベルでのウィルスを仕込まれたのと同じです。

ちょっと、あんまり詳しく説明したくない内容でして。
興味のあります方は、ぜひ、お読みになってください。

呪詛とエネルギーレベルの意識

しかし、こんな本を、10年以上も前に購入していただなんて。
なんとなく買ったのだと思いますが。
買ったことすら忘れていた。

ですが、この本は、霊能者、気功師だけでなく、
カウンセラー、深いカウンセリングをしている人も、
教養としても知っておいて良いのではないかと思います。

迷信では無い闇の意識領域を使ったダークサイドのテクニック、
それが呪詛であることがわかってきます。
 

ちなみに、心は単なる想念の活動ではないんですね。
想念と感じるているのは浅い領域です。

その下には、エネルギーとして動いているところがあり、
深層意識とかサンカーラとか言われたりします。

呪詛の領域は、この深い意識であるエネルギーレベルの領域なのでしょう。
だから呪詛をかけられると厄介になるのでしょう。
なぜならエネルギーレベルの意識は、普通は自力で操作できないからです。

呪詛の技術を善用すればヒーリング・癒し・願望成就に使える

けれども呪詛の技術は、善用すれば、「ヒーリング・癒し」「願望成就」「繁栄」
といった光の技術として使うことができます。
ちなみに、光の技術は、宇宙の根源に触れる技術もありますね。
これは呪詛のような闇の技術が介入できない領域です。

エネルギーレベルでの操作を可能にするテクニックに、
密教などのエソテリックな術があるのでしょうが、
何故、密教(雑密)などのエソテリックが登場したかがわかってきそうです。
ダスカロスがエソテリックを推奨していた理由もうなずけます。

そういえば、◎源禅師も、呪詛攻撃があることを言っていたものです。
なので禅師は、パワーストーンを常に身に付け、エソテリックが必要だといい、
これらで身を守ることを言われていたものです。
今になって思い出しましたがな。

で、こうした世界があることを知るためにも、
また、念エネルギーは迷信でないことを知るためにも、
読んでおきたい一冊だと思います。

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