シャーマニズムと古代の社会~「神々の沈黙」のジュリアン・ジェインズ

ジュリアン・ジェインズの「神々の沈黙」

シャーマニズムの世界を、歴史と宗教から考察した研究者がいます。その一人がジュリアン・ジェインズです。

ジュリアン・ジェインズの書は電話帳のように分厚い本です。が、なかなか興味深いことも書いてあります。

ただジュリアン・ジェインズの説は少々飛躍していましょうか。

たとえば古代人は統合失調症であったとか。
だから霊的な感性があったかに見えたとか。

シャーマニズムは「妄想・脳の病気である」といわんばかりです。

シャーマニズムを統合失調症とすることへの疑問

シャーマニズムが統合失調症となりますと、さすがにその説にはドン引きしましょうか。てか説としてはあり得ないような。

なぜなら統合失調症になりますと混乱が出てきます。生活そのものが困難になるからです。

古代人は病的だったと言わんばかりです。ジュリアン・ジェインズの考えの根底には「古代人は劣っていた」という短絡的かつ稚拙な考えがありそうです。

未分化で稚拙なシャーマニズムなら、確かに「病的」と思われるケースもあります。

正真正銘のシャーマニズムは、戦いが無く、平和。智慧にあふれたバランス感覚に貫かれています。これを「病的」とするのは、さすがに無理があるってものでしょう。

古代社会のシャーマニズムのパターンは全世界共通

シャーマニズムは、今から3000年以上前までは主流だったといいます。

こうした文化は、世界各地にあります。しかも、驚くことに、ほとんど同じスタイルで伝承されています。

インディアン、アボリジニ、中南米、東欧、日本、東南アジア。各地に、シャーマニズムが伝承されています。

が、そのパターンは、ほぼ同じであるといいます。

シャーマニズムには叡智がある

シャーマニズムといえば、オカルト扱いされそうです。が、昔は、日本においても、卑弥呼がシャーマンだったことは、よく知られています。

魏志倭人伝に、卑弥呼は鬼道に通じていることが記載されています。鬼道とは「呪術」です。呪術とはシャーマニズムのことです。

シャーマニズムは「遅れた」「前時代的」と思われています。

が、さにあらず。

シャーマニズムの世界には、深淵なる叡智があったりもします。原因不明の病気治療も可能だったりします。

目には見えない、気、霊といったものを扱い世界なのでしょう。

古代シャーマニズムは右脳優位な社会だった

ジュリアン・ジェインズの仮説で興味深いと思ったのがあります。

それは、古代シャーマニズムの社会では、現代のような左脳社会ではないということ。

右脳優位な社会であった。
そういう仮説です。

確かに、右脳優位になりますと、気の感知、霊的世界の開眼といったことが起きる確率は高まると思いますね。

もっとも、霊的な開眼は、松果体が絡んでいるという説が有力ではないかと思います。

右脳優位から左脳優位に変わったのはブッダやキリストが登場した頃

古代はシャーマニズムの時代。
これは、右脳が優位だったとも言えるかもしれませんね。あるいは、脳のバランスが取れていた。

左脳優位に転じ始めたのは、2000~2500年前かもしれませんね。

なぜなら、この時代は、ブッダ、キリストが登場。インドやヨーロッパでも天啓哲学も盛んになります。

この頃より、ちょうど人類が、文字を操るのが得意になりはじめます。

文字の技術によって、深淵なる宇宙の神秘が文字化されたのかもしれません。左脳優位社会へシフトし始めたタイミングだったのかもしれませんね。

そいえば数年前に話題になった「アセンション」。お伽噺も多々ありましたが、時代の趨勢が大きく変わるということは、過去の歴史においても起きています。

お伽噺なアセンションは別にして、もしかすると新しい時代に入ったのかもしれませんね。

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