使徒トマスのキリスト教が阿弥陀信仰になった?

使徒トマスはインドでキリスト教の布教を行う

使徒のトマスは、インドへ布教に行っていたんですね。

最後は殉教していますが。しかし精力的に布教をしていたようです。

外典の「ユダ・トマス行伝」によれば、インドのマツダイ王国の王家の人々をキリスト教に回心させたとあります。

ちなみにマツダイ王国とは、ミスダイ王国のことで「クシャーナ朝」であるとか。

クシャーナ朝は、イラン系民族が、1世紀に北西インドに侵攻して建てた王朝。

トマスは、クシャーナ朝で精力的に布教をしたということなんだと思います。

阿弥陀信仰はキリスト教に似ている

ところで大乗仏教の一つに、阿弥陀信仰があります。日本では浄土教、浄土真宗として知られています。「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱える仏教ですね。

阿弥陀信仰は、インドで誕生しています。しかも西インドで登場したといわれている。「西方から来た」と言われていますね。

で、「仏教」にカテゴライズされていますが、仏教的ではありません。一神教の性格がありますので、アブラハム系の宗教に近かったりします。

しかも亡くなった後は「極楽」という天界へ往生することが説かれています。「涅槃」ではなく「極楽」という概念を採用。

また阿弥陀仏は慈悲(愛)の深い仏さまです。

で、昔から「阿弥陀信仰は仏教的でない、キリスト教的だ」と言われていますね。

まるでキリスト教の仏教版であるかのようです。

トマスが布教したキリスト教が阿弥陀信仰に?

で、使徒トマスが西インドで精力的に布教

もしかすると阿弥陀信仰のルーツは、使徒トマスにあるんじゃないんですね?

トマスが伝えたキリスト教が原型となって阿弥陀信仰が形成されたんじゃないかと。

もしかして、もしかしてですね。
もしかすると、トマスが阿弥陀信仰を生み出すことになったのかもしれません。

トマスは双子だった「ユダ・ディディモ」

ちなみにトマス「ユダ・ディディモ」とも言われていたようです。

「ディディモ」とは双子という意味。

誰と双子なのか?

これまた外典の「ユダ・トマス行伝」によれば、トマスはイエスの双子だったとか。

さて、どうなのでしょうか?
イエスがトマスは双子だったという説はおもしろいですね。

トマスは双子ではない

けれども「双子」というのは「言葉の勘違い」であると、聖書学者の田川建三さんは指摘しています。

古代ギリシア語の「Thomas(トーマス)」は、アラム語の「Thōma(双子)」似ているからだと。これは聖書学の学者の間では定説だといいます。

で、トマスは「ユダ」とも言われていたので、「ユダ・トマス(双子)」となって、「ユダ・ディディモ」。

つまり「ユダは双子」と解釈されるようになったと。

しかし、これは言葉を知らない人による勘違い。

「ユダ・ディディモ」とは「ユダはトマス」という意味。

単純明快。

しかし伝説を信じやすいカトリック教会イギリス国教会が、ごく最近まで信じていたといいます。

その話が、今もなお残っているというのが本当のところのようです。

大体、自分の子どもの名前に「双子」という名前を付ける親はいないですからね^^;

外典「ユダ・トマス行伝」

外典の「ユダ・トマス行伝」は興味深い伝承がありますね。ちょっとトンデモな解釈も混じっていますが^^;

ちなみに、トマスとイエスが入れ替わり、ゴルゴダの丘で磔刑に処せられたのはトマスだったとかいう説もあるようです。

さて、これもどうなのでしょうか?ちょっと怪しいなあ。たぶん違うと思いますけどね。

あとチベットの「ヘーミス寺院」には、イエスがインドで仏教の修行をしていたという記録があるとか。

これも本当なのかどうかわかりません。たぶんガセネタ(嘘情報)だと思います。

キリスト教の外典には、驚くような内容もあります。しかしフェイクもまたありますので注意が必要ですね。

けれども偽典・外典の中には、自称正統派のキリスト教にとって都合が悪い(体制側にとって都合がわるい)事実があるので、偽典・外典扱いしているのもありますからね。

トマスによる福音書~真我を説くヨーガ的なイエスの教えに驚愕! マグダラのマリア福音書のイエスの教えはヨーガ的

それと、そもそも今のキリスト教の礎(いしずえ)を作ったのはユダヤ人のパウロです。一度もイエスにあったことのないパウロが、自らの信念で作り上げたのが「キリスト教」。実質「パウロ教」です。

キリスト教はパウロが作ったユダヤ教(ファリサイ派)のアップデート宗教だった パウロは復活したイエスに遭った?~イエスの姿を幻視したアストラル体験

そんなパウロ教ですので、イエスを神格化させ、人々を統制し、同じ宗教を信仰させる、いわば「グローバル宗教」にするためには、パウロ教にとって都合が悪い伝承は「外典」「異端」とせざるを得なくなります。

そうして異端のレッテルを貼って叩きつぶす。歴史から抹消する。

グノーシス主義はなぜ異端なのか?正統派教会とは違いすぎる驚きの内容

外典には、もちろんニセ情報・フェイクもあると思いますが、イエスの本当の教えが伝承されている外典があることも事実ですね。「トマス福音書」「マリア福音書」はその代表格です。

トマスによる福音書~真我を説くヨーガ的なイエスの教えに驚愕! マグダラのマリア福音書のイエスの教えはヨーガ的

外典はダメとするのが正統なキリスト教なんでしょうが、しかし聖書は、イエスに一度も会ったことのない「パウロ派(ヘレニズム派)」の末裔によって編纂されたという歴史が見落としてはなりませんね。

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