名色分離智の障害はマインドとアストラル

名色分離智の障害

ちなみに「名色分離智」に進みにくい障害があります。それは、

◆思考、観念、思想、哲学といったマインドにどっぷりつかっている(マインド次元)

◆神秘や奇瑞などの「いわゆるスピリチュアル」を好む(アストラル次元)

「マインド次元」「アストラル次元」にありますと、「名色分離智」へ進む妨げとなります。これらは結構大きな障害だったりします。

マインド次元とアストラル次元は障害になる

マインド次元にありますと、瞑想を思考(Do)で行うのが強くなりがちです。またアストラル次元にいますと、想像や空想のフィルターを通して瞑想をしてしまいがちです。

こうした状態にありますと、長期にわたって瞑想を行っても「イマイチ」となりやすい様子です。

本質は体質

で、名色分離智(プレゼンス)にひらけることを阻む要因は、思考で瞑想を行うとか、空想や想像のフィルターを通して行うといった「瞑想の仕方の不適切さ」だけを指しているのではなかったりするんですね。

ちょっとキツイ言い方になるかもしれませんが、本質は「クセ」になります。「体質」ともいいましょうか。

◆観念を通して考えるマインド優勢なクセ(マインド体質)
◆想像や空想を通して考える「いわゆるスピリチュアル」クセ(アストラル体質)

「クセ」は「次元」という言い方もできます。メンタルが主にどの次元にあるのかといったことですね。

マインド体質は思考

具体的にいいますと、マインド優勢なクセ(マインド体質)は、論理的に考える、言葉の定義を踏まえて考える、考察する、思考にベッタリという傾向が強いところがあります。

次元で言いますと、思考型の方はマインド次元にいることが多くなりまして。

アストラル体質は妄想

また「いわゆるスピリチュアル」なクセ(アストラル体質)は、無自覚のうちに空想や想像(これも観念です)で考える、答えを求める傾向が目立ったりします。

イメージするのが得意、好きな人が多い傾向があります。想像や妄想に走りやすいといいますか^^

スピリチュアルや空想が好きな方はアストラル次元にいることが多くなります。

リラックスで解消できる

こうしたクセ(体質)が、名色分離智(プレゼンス)にひらけることをはばんでいることが多い印象があります。

で、マインド体質やスピリチュアル体質が優勢でありますと、常に思考や空想にベッタリくっついていたりもします。で、このクセといいますか有り様そのものが、プレゼンス(名色分離智)にひらけることををはばんでいます。

で、こうした状態を溶解させる手っ取り早い方法は「リラックス」だったりします。瞑想でリラックスする理由はいくつかありますが、こうしたクセ・体質からの離脱も可能にしていっるからだと思います。

ちなみに思考や空想、スピリチュアルが悪いのではなく、これと向き合う有り様(クセ・体質・次元)が課題になるということですね。

自覚しにくいのが難敵

そもそもこういう状態になっていること自体に気づきにくい(自覚しにくい)というのもあります。そのため堂々巡りをしてしまうことも。

これらに陥っている場合は、まず自覚が必要になりますが、なかなか難しいことも少なくありません。

ですので自分の有り様がどうなのかということに、まず気がつくことが大事になりまして。ところが、なかなか気づけない場合もあったりします。立っている土俵そのものに気づけないといいますか。

名色分離智は一番難しい

で、このことが理屈で頭でわかっても、体感として腑に落ちないこともあったりします。それで突破できるまでに何年もかかってしまうことも。で、精進が必要になってくるということでして。

ちなみに「精進」とは「続ける」という意味になりますね。で、何故、瞑想では精進が必要なのかは、こうしたところにも理由があったりします。

あと瞑想における「素直さ」とは、人の言うことを素直に聞くという意味よりも、マインド次元やアストラル次元などににハマらない天然自然な有り様のことになると思います。

ミャンマーのウ・ジョーティカ師は「名色分離智が一番難しい」と言っていますが、その理由は、こうしたところにあるんじゃないかとも思います。

思考にどっぷりだったり、スピ好きの場合は注意が必要でして、精進も必要になるかもしれません。実際7年くらい悪戦苦闘した方もいらっしゃいます。

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