ノストラダムスの大予言(諸世紀)とは~UFOは1999年に人類滅亡しないと明言

ノストラダスムの大予言は昭和サブカルチャーの代表

「ノストラダムスの大予言」
これくらい人口に膾炙された暗いサブカルチャーは他に無かったでしょう。

そもそも「1999年に、人類が滅亡すると」いう恐怖の預言です。これにビビらない人は少なかったものです。

諸世紀第10巻72番
1999年、7の月
空から恐怖の大王が降りてくる
アンゴルモアの大王を蘇らるために
その前後、マルスは幸福の名の元に支配するだろう

これですね。有名な「恐怖の大王」です。

「ノストラダムスの大予言」とされているのは「諸世紀」です。

この「諸世紀」を「ノストラダムスの大予言」として、出版社の祥伝社と、著者の五島勉さんが、シリーズものにして連作し、大々的に出版したものです。

ノストラダムスの大予言は罪作りな悪書

「ノストラダムスの大予言」は、当時、大ベストセラーにもなりました。シリーズとなって出版もされました。昭和のサブカルチャーの代表格といっても過言ではありません。

で、この「1999年で本当に人類は滅亡する」という予言を本気で信じた人も多くいました。

多感な子ども達ほど、その影響は大きかったように思います。将来に不安をおぼえる、漠然とした恐怖に取り憑かれるなど、思慮分別がしっかりできていない子どもこそが、強く影響を受けていました。

「ノストラダムスの大予言」の恐怖への反動から「今が楽しければいいんだ」という刹那的な生き方に走ったり、ノイローゼのようになったり、あるいは中には人生を棒に振った人もいます。

1999年以降は存在しないので、将来の人生設計を考えなかったという人もいます。

実際、著名人でも高校を留年してしまったと、実害を受けたことを吐露している人もいるくらいです。
⇒三四郎・小宮 ノストラダムスの大予言を信じて高校留年「何だよクソ!」

現在の五島勉は悔恨の日々

人々に不安を与え、大勢の人生を狂わせた「ノストラダムスの大予言」。

その著者である五島勉は今になって悔恨の日々を送っているようです。
⇒ノストラダムスの大予言 著者「子どもたちに謝りたい」

ご高齢になって悔やんでいるようです。悔やむ気持ちはわかりますが、しかし今になって言われてもねえ。「今さら」と思う人は多いじゃないんでしょうか。

「ノストラダムスの大予言」は極めて悪質です。人々に、いらぬ恐怖と不安を与え、人生を狂わせ、罪深いことをしています。

実害が巨大過ぎる、極めて罪作りな悪書です。昭和を代表する害悪書です。極めて有害悪質、最悪なデマです。

ノストラダムスの大予言の映画も作られた

また「ノストラダムスの大予言」という映画も作られました。1974年に作られています。昭和の時代の作品です。

この映画、セリフとかが結構、キツかったりします。不安と恐怖に陥れる作りになっています。ディストピアな映画ですね。

で、この映画が封切りされた1年前の1973年。五島勉さんが「ノストラダムスの大予言」といった予言本を出版しています。

この本は、当時、話題騒然となったものです。日本中、阿鼻叫喚です。1999年に人類は滅亡するんじゃないかという不安。

しかしこの当時、恐怖を煽るものが目立ったものです。「日本沈没」というドラマや映画もありました。

1970年代は、不安を煽るものが多かったですね。今だったら、視聴者から大クレームがついて、社会的な批難を浴びるでしょう。一方的に情報を流すことが許された昭和マスコミ時代ならではの現象です。

ちなみに映画「ノストラダムスの大予言」は、実は数年前に初めて見ました。

ラストが、結構ショッキングなんですね。放射能に汚染された大地と人間が登場します。

放射能に汚染された人類は、エイリアンのような姿になっています。ショックが大きいですね。。。

たぶんテレビでは放映できないでしょう。放送禁止になる可能性もあるかなと思います。

音楽はシンセサイザーの巨匠・冨田勲

しかし「ノストラダムスの大予言」の音楽は、なんと日本音楽界の巨匠・冨田勲さんです。

冨田勲 – ノストラダムスの大予言 (1974)

なんとまあ。

ノストラダムスの大予言はウソであることを見抜く

そんな悪質な不安情報「ノストラダムスの大予言」。私もノストラダムス関連の本も読みあさりました。当初は「マジ?ホント?」と思いながらも信じていました。

が、途中から
「人類は滅亡しないんじゃないだろうか」
「いや人類は滅亡しない」
「滅亡するはずがない」
と思うようになったものです。

周囲にも
「1999年に人類滅亡なんか絶対にあり得ない」
「そんなことが起きるとは到底思えない」
「人間はそこまで愚かじゃない」
「ノストラダムスの大予言などペテンだ」
「金儲けのために出版社の祥伝社と五島のおっさんが
ほくそ笑んでやっている悪徳ビジネスだ」

と言うようになったりしたものです。

しかし当時は1999年人類滅亡を信じていた人がいましたからね。私も途中までは「そういうことがあるんだ」と思っていましたが。

けれどもどう考えても「人類滅亡はありえんよな」と思うようになったものです。

諸世紀はどのようにでも解釈ができてしまう

結局、ノストラダムスの予言の原本である「諸世紀」は、読み方によっては、いかようでも解釈ができてしまうんですね。

人類滅亡とか大惨事が予言されているという目線で読めば、そのように読めてしまうわけなんです。これに気がついた。

で、「アナグラム」を使っていたといいますが、曖昧な表現なんですね。どのようにでも解釈ができてしまうわけなんです。

これがもしも具体的かつ明瞭に書いてあれば、解釈も一定になります。

けれども曖昧に書いてあるので、どのようにでも解釈ができてしまうわけなんです。

そもそも最初から「ノストラダムスの大予言は当たる」という触れ込みで誘導されているわけです。

「これって本当なのか?」

素朴な疑問がよぎるようになったわけです。

ノストラダムスはフランスでは無名の人

さらに、「ノストラダムス」は、なんとノストラダムスの故郷フランスでは、全くといっていいほど知られてなかったんですね。

これ、テレビでやっていたんです。何の番組だったか忘れてしまいましたが。

で、これを知ったとき、「え?」って思いましてね。ある種のショックでした。

ちなみに、フランスではアセンションのほうが大騒動になったくらいです。社会的な大事件にもなったとか。

フランス生まれの「大予言者」のはずのノストラダムスは、本場のフランスでは無名の人。まったく省みられていない。

なにこれ?

ノストラダムスって、未来を予言しまくった人でしょ?なんで本場のフランスで知られていないよ? えええ???

何か、カラクリが見えた瞬間でした。ある種の情報操作、洗脳が仕掛けられているな^^;

結局、どこの馬の骨ともわからない無名のフランス人・ノストラダムスを担ぎ出して、不安を煽り、それで一儲けしようとした五島勉と出版社のビジネスだったわけです。それがハッキリとわかった。

決定的でした。

ノストラダムスの大予言なんか、当たりっこねー

途中で、そう気づいたものでした。

ノストラダムスの大予言は怪しい

で、冷静になれば、

  • 諸世紀は本当に当たってきたの?
  • 本当に予言として読めるの?
  • 恣意的な後付け解釈なんじゃね?
  • フランス語の原典が読めないんだし、おもしろおかしく風説の流布してんじゃね?
  • 諸世紀の詩編は曖昧だし、どのようにも解釈できてしまうような
  • そもそも「ノストラダムス」ってフランス人の間では、ほとんど知られていないじゃん

こうして整理してみると、「ノストラダムスの大予言」は怪しいなあ。そういうのが明瞭に浮かんでくるわけです。

メディアが誘導している。

「情報操作と誘導」によって、出版社らの書籍売上が狙いだ。要するに、人々を不安に陥れて、その不安でお金儲けをしたい魂胆なんだ。

そんなあこぎな大人の目論みがはっきりしてくるわけですね。

洗脳ビジネスです。
霊感商法の走り。

大衆は「ノストラダムスの大予言」を信じ込まされていることがわかってきたわけです。

一杯食わされたでやんす^^;

ノストラダムスの大予言は信じた人が滅亡した

で、「ノストラダムスの大予言」のように真偽不明な世界に入り込んだり、情報操作や情報誘導をしている混乱の世界に深入りすること自体が「滅亡の道だ」と気付くようになったものです。

そう、ノストラダムスの予言は、これを信じた人が「滅亡」するカラクリになっていたわけです。

人類は滅亡しない。
しかしノストラダムスの大予言を信じる人が滅亡するようにできている。

信じた人の負け。
悪魔のブービートラップ。

実際、1999年になっても人類は滅亡もしませんでした。

当たり前です。
人間はそれほど愚かではありません。

秋山眞人さんのUFO集会で「1999年に人類は滅亡しない」

ちなみに1998年に秋山眞人さんのUFOコンタクト集会が、富士山で行われました。

で、ここに参加した人達が巨大な母船が降下してくるのを目撃しています。接近遭遇をしています。

この話しは本当なんですね。

私のよく知っている者の知り合いも、これに参加していて実際に目撃しています。

シャンデリアのように輝く巨大な母船が降りてきたと言っています。

で、母船UFOが下降してきたとき、「ノストラダムスの予言の通り、人類は1999年に滅亡するでしょうか?」と宇宙人に聞いたところ、

「No~!」

との答えが返ってきたといいます^^;それでみんなでワーっと喜んだとか。

これ、ホント。
この話しは、こちらの本にもあります。p263に書いてあります。

不安や恐怖を煽る情報には注意

2012年のアセンションのときもそうでしたが、不安や恐怖を絡めた情報の類は気をつけたほうがいいですね。

不安や恐怖は、人間を操作、誘導、コントロールしやすい最大のファクターです。

マーケティングでも、不安や恐怖は、消費活動に走らせる最大の要因(フック)です。

今では、レプテリィアンとかいわれていますが、果たしてどうなのでしょうか。

ちなみに、宇宙人関連のことは、まず近代の「元祖」から順に追っていくといろいろと分かります。

元祖はジョージ・ハント ウィリアムソンや、ジョージ・アダムスキーです。

この元祖からどう変化し発展していっているかを追っていくと、分かりやすくなります。

おかしな話しには注意したほうがいいですね。

ノストラダムスの大予言は警鐘を鳴らす面はあったが

「ノストラダムスの大予言」の五島勉さん。とにかく話題を振りまいたと思います。

当時は米ソの核開発競争が盛んだった時代です。確かに、現実的にみても、人類が滅亡しそうな流れがありまた。

このリアリティが、ある意味、ノストラダムスの大予言に、信憑性を与えたと思います。

「ノストラダムスの大予言」は、オカルトなどのサブカルの視点から社会問題に警鐘を鳴らす役目はあったともいえます。

いえ、世界か壊滅してしまう恐れがあることを、サブカルチャーの世界から提唱したのが「ノストラダムスの大予言」という見方もできます。

「予言でも危ないと言っている、だから、核は止めよう!」といった「世直しムード」への後押しはありましたね。

だから「ノストラダムスの大予言」は、プラスの効果もあったと思います。

当時は地球規模で様々な問題が起きていました。

「ノストラダムスの大予言」は「サブカルチャー」の視点から警鐘を鳴らす役目を担っていたという見方もできます。

しかし負の側面が大きすぎましたね。カルト宗教のバイブルにもなっていたくらいです。「ノストラダムスの大予言」は罪は途方も無く巨大過ぎます。

滅亡の予言は再び登場する

それにしてもノストラダムスもそうですが、アセンションにしても、こうした不安や恐怖を活用したり、便乗して、ビジネスをする人達もいますからね。

商魂たくましいといいますか^^;

人は、食べていく必要があります。

「ノストラダムスの大予言」で怖がっているよりも、いかなる状況をも活用して、ビジネスにも利用して、たくましく生きていくほうが実は賢いのかもしれません^^;

けれども度が過ぎますと、社会問題になりますからね。

が、再び「滅亡もの」は登場しますよ。本質は「霊感商法」ですね。

ご注意あそばされ。

2013/09/30 06:02:00

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