認知を善くすることの大切さとマインドフルネス

認知を善くすることの大切さ

こちらでスィートランド著「自己を生かす」とポジティブシンキングについて書きました。

ポジティブシンキングの元祖~スィートランド「自己を活かす--私はできる」

この続きになりますが、で、スィートランドの書もそうですが、要するに「認知を善くする」ということなんですね。

「認知」とは、受け止め方、理解の仕方、考え方を包括した認識作用のことをいっています。

心理学にも「認知行動療法」というのがありますが、認知が善くなると、世界がバラ色になります。

バラ色までにいかなくても、認知が善くなると、見るもの聞くものが喜ばしく感じられ、微笑ましくもなります。

そうして感謝の気持ちが出てきて、世界が平和で豊かさにあふれていることをしみじみと実感できるようになります。

これは経験上、本当にそう感じています。

で、これが実現できる一つが、「自己を活かす--私はできる」ということですね。

認知改善には時間がかかる場合もある

認知をよくする場合は、数年で変わることは実際は少ないかもしれません。

現実的には、何年、何十年とかけて認知を善くしていくものかもしれませんね。

で、時々ネガティブになりながらも、次第に認知が善くなっていくと。

ちなみに認知が善くなると、善き心となっていきます。

マザー・テレサの認知改善の言葉

認知がいかに大切なのかは、マザー・テレサの有名な言葉にもある通りです。

思考に気をつけなさい、それは、いつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それは、いつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それは、いつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それは、いつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それは、いつか運命になるから。

これは「認知」のことを言っています。

要するに「認知に気をつけなさい」ということになりますが、認知を善くする具体的なステップとしても受け止めることができます。

日頃の考え、受け止め方、理解の仕方に気をつけて、善くするように努めていると、やがて、それが言葉にあらわれ、行動に出て、習慣となって性格(第二の天性)となっていきます。

これは本当にその通りです。

認知行動療法こそ認知改善の実践法法

で、これらは煎じ詰めれば心理学の「認知行動療法」という言い方ができます。

「認知行動療法」には

◆第一世代
行動療法(伝統的な宗教にみられる「教え」の実践)

◆第二世代
認知行動療法(認知を善くしながら行動を改める実践)

◆第三世代
マインドフルネス(あるがままといった中立的な有り様になることで、誰もが内在している善性を表面化させて心身を健全にする方法)

といった三種類があります。

で、私は、これら3つを導入して瞑想実践に取り入れています。効果はあります。

最初からできないと思わないこと

注意しないといけないのは、自己憐憫、最初から「できない」と思い込むこと、否定的な気持ち。で、これらは日頃の習慣、クセなんですね。口グセ、考えグセだったりします。

そのクセを改めていくのが、一連の認知行動療法になります。

マインドフルネスが役に立つ

またクセに気がつく必要もあります。気がつくためには、マインドフルネスが役に立ちます。

このように、ちゃんとした教えを学び、実践することで、人は変わります。

これは自分の経験を通しても言い切れることです。

本当に効果のある教えや実践があります!

まとめ

認知を善くすることはとても大切だと思っています。

受け止め方、理解の仕方、考えが善いといいますか、適切ですと、少々のことで不満をおぼえることは減っていくようになります。

で、前向きで、ポジティブなものがありませんと、たとえば「反グローバリズム」といったこととの向き合い方も不適切になると感じています。

つまり、自分自身が抱えている不満や怒りを反グローバリズムに投影して、反グローバリズムを唱えることで自らの不満を解消してしまうという姿勢。

実は、これは不健康な有り様だと感じています。

認知を善くしていくことはとても大切なことであり、宗教や思想に関係なく、誰もが気をつけて、そうして習得していく必要があると思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です