「瞑想」で生じるデメリット「魔境」はアストラル界的な神秘体験

「瞑想」で生じるデメリット「魔境」の研究が始まる

こういう研究が、欧米では始まったようですね。

◎「瞑想」で生じるデメリット「魔境」について科学的な調査が始まる – GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20170607-meisou-makyou/

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどのIT業界の巨人が取り組んでいたことが知られる「瞑想」は、脳をリフレッシュすることでさまざまな良い効果をもたらすものとして、大企業の研修プログラムに取り入れられるなど、世界的に注目を集めています。しかし、誰にでも手軽にできる瞑想には良い効果だけでなく、「魔境」と呼ばれる悪い効果が潜んでいることも分かっており、魔境について科学的な研究が始まっています。

The varieties of contemplative experience: A mixed-methods study of meditation-related challenges in Western Buddhists
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0176239#sec028
What does meditation help? The benefits and surprising drawbacks of the art of meditation ? Quartz
https://qz.com/993465/theres-a-dark-side-to-meditation-that-no-one-talks-about/

道具が不要で誰でも気軽に始められる「瞑想」は、脳をリフレッシュさせてリラックス状態にしたり、ストレスを緩和したり、心身の疲労回復を促したりと、優れた効果をもたらすと言われており、世界中に愛好家がいます。

しかし、瞑想をすることで、感覚が研ぎ済まれ過ぎて幻覚が見えたり、幻聴がしたり、強迫観念に襲われたりという負の影響が現れることも知られています。この瞑想による悪影響は「魔境」と呼ばれており、瞑想に取り組み始めて数カ月で体験することになる人が多いそうです。ちなみに瞑想は英語で「meditation」と表現されますが、魔境は「makyo」と記述します。

瞑想に関するさまざまな研究が行われていますが、脳で起こる現象は科学的に証明されてはいません。それにもまして魔境についての研究は進んでいないのが現状ですが、ブラウン大学で宗教学を研究するJared Lindahl博士と心理学を研究するWilloughby Britton准教授が、瞑想に取り組む60人にインタビュー形式で瞑想体験を聞き、その中で魔境についての実態が報告されています。

インタビューされたのは瞑想をし始めたばかりのルーキーや「マスター」の域にまで達しているベテランを含む人たちで、多くの人がのべ1万時間以上の瞑想体験をしていたとのこと。Lindahl博士らは、瞑想によって発生する「認知的」「知覚的」「感情的」「身体的」「意識的」「自覚的」「社会的」という7つに分類された感覚の中に、予期せず望ましくない59種類の感覚を特定しました。この不快な感覚には、「不安」「恐怖」「不眠」「虚無感」「光の幻覚」「幻聴」「時空のゆがみ」「過敏症」「デジャブ」などが含まれ、比較的、症状の軽度な「一時的」なものから、効果が継続する「持続的」な重度な症状まで含まれていたそうです。

Lindahl博士らの研究では、いわゆる「魔境」において発生する感覚のパターンが探り出されており、研究ではさらに進んで「どのような状態の人が魔境体験をするのか?」という要因に関する固有のパターンを探そうとしています。被験者の数が増えてサンプル数が増えることで、魔境を引き起こすメカニズムや、魔境自体の効果がより深く理解されることにつながる可能性がありそうです。

なお、Lindahl博士らの研究で魔境体験を語った被験者は、必ずしも魔境を否定的なものとしてとらえているわけではなかったとのこと。回答者の中には意図的に「有害な」という単語を避けて「挑戦的な」というような形容を望んだ人がいたそうです。まだまだ現象の解明作業が始まったばかりの「魔境」ですが、体験者の主観的なとらえ方自体も魔境の影響・効果を解明するのに大きな役割を果たすかもしれません。

 

瞑想における「魔境」ですね。魔境については、禅系の大乗経典にわりと載っています。たとえば「首楞厳三昧経」とか「治禅病秘要法」「坐禅三昧経」。あとテーラワーダの「清浄道論」にもヴィパッサナの陥穽があったような。

首楞厳経~魔境を説いたお経:大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経

偏差や魔境は何故、起きるのか?

魔境と関係があるのが「偏差」です。
これらが起きる理由もある程度はっきりしていますね。

ざっと挙げてみますと、
・緊張した状態で行う
・野心や強い欲望を抱く
・低く暗い意識状態で行い続ける
・マインドを強く意識の使い方が不適切
・過去の嫌な記憶が強く残っている
・トラウマがある

こうした状態で瞑想やボディワークを始めると、偏差や魔境になりやすかったりします。

つまり「心身が不浄な状態」です。こうした状態で瞑想を始めてしまい、その状態のまま、ある程度進むと、いわゆる魔境が生じやすくなります。

偏差や魔境はとらわれなければ浄化のプロセスになるが・・・

見方を変えれば「浄化のプロセス」の一つでもあります。

とはいっても辛く厳しくなります。

本当に心身を病んでしまうこともあります。心が病んだ場合、それが身についてしまうおそれもあります。それこそが「魔境」とか「偏差」ですね。

魔境や遍差は、実際、瞑想を始めて間もない方が体験することが多かったりします。経験が豊富な方になりますと、魔境を体験することは無くなってくると思います。

ですので、瞑想では、心身を浄めて健全にしていく必要があるのですね。これが一つの答えにもなります。で、何故「ふつーが大切」かといいますと、瞑想を健全に進めていく上での土台にもなるからです。気功も同じです。

瞑想中の神秘体験には注意

しかしながら、時としてこの魔境にとらわれてしまう人が出てまいります。判断能力が乏しいスピリチュアル系になりますと、魔境を「神秘体験」や「悟り」と勘違いするケースが起きます。

魔境的なものはいろいろとあります。たとえば体が拡大し、部屋大の感じになることもあります。五感が異様に研ぎ澄まされることも。

体(自分)が消えたり、宙に浮いた感じになることもあります。これも瞑想を始めた頃に、人によっては体験します。

しかし「体が消え」て自分が無くなった体験を、「無我を体験した」とか「見性を体験した」なんて言っている人もいますが、それは単なる妄想ですので、ご注意を。

魔境には、ビジュアルが美しいものもあります。体感やリアリティのある映画のようです。ですので、この世界に夢中になってしまうこともあります。それだけリアリティと、ある種のエキサイトさがあるということですね。

魔境はアストラル界的な神秘体験

魔境は、すべてアストラル界的な体験です。一時的に心が変性状態になり、体験しているものですね。

で、瞑想とは変性意識ではありません。変性意識(アストラル界的な状態)を楽しむ瞑想もあるのかもしれませんが、それはドラッグと変わりがありません。厳密にいえば瞑想ではありません。瞑想もどきですね。

ちなみに三昧(サマーディ)は、アストラル界的な体験とは違います。これを誤解されている方も多いのですが違いますね。

アストラル界というのは「想念」「妄想」の世界でして、感情が増幅されて感情的な刺激に満ちています。しかも、その刺激は、微細なものではなく荒っぽいものです。映画やアニメを見ているに似ています。五感を刺激するのが特徴です。

ですので魔境では、時に天界のような美しさを体験したり、反対に地獄めいた魔界の体験をします。映画「ドクターストレンジ」で出てきたシーンは、まさに魔境ですね。

ヴィジュアルを伴わなくても、眠くなったり、気分が沈み暗くなったり、元気が無くなったり、反対に妙にウキウキしてみたり、ソワソワした感じになったり、そういう気分になるのも一種の魔境といえば魔境になります。

もっともヴィジュアルを伴わな気分的な状態は、わりと多く体験しますので、あえて魔境というネガティブなレッテルを貼ることは適切ではないかもしれません。

魔境を楽しむとデメリットが多くなる

アストラル界的な体験(魔境)は、すべて一時的な体験でして、その後、良い意味での意識の変容が起きることはありません。

しかしながら魔境を楽しむことを続けていれば、常日頃からも五感を強く刺激するものへの興味関心が出てくるようになります。

そうなると、いわゆる「欲望」が強くなり、耽溺する傾向が出てくるようになります。性格的にも落ち着きがなくなります。餓鬼に取り憑かれやすくもなりますので注意が必要だったりします。

真理系の神秘体験と、魔境(アストラル界)的な神秘体験とは、まったく違います。くれごれもご注意ですね。

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