異境備忘録[宮地水位]~秋山眞人さんもおすすめの古書

時々見ている秋山眞人さんのYouTube動画。
なんと、こちらの古書を紹介されていますね。

おすすめしたい激レア古書⑦『異境備忘録』【秋山眞人】

「異境備忘録」。
おお。
なんてタイムリーなんでしょう^^

私も宮地水位は、島田幸安、仙道寅吉と並んで紹介していましたからね。
宮地水位の「異境備忘録」。

秋山さんもお読みになっていたんですね。
おお、奇遇です。
 

しかし結構、恐目の話しもあるんですけよね^^;
あと、ちょっと疑問な点もあるんですね。

以前、書いた記事ですけれども、再掲いたします。
ちぃっと怖い。
 

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そういうわけでしてね。
江戸幕末の「あの世」情報には、天狗界、仏魔というのがあります。

で、一体、どういったことが書いてあるのか。
たとえば、高知県の神主だった宮地水位の
「異境備忘録」には、次のようにあります。
ちょっと怖いですけどね^^;
 

◎天狗界
この界には入らぬことが肝要。
苦しい苦行が課せられる。
これに耐えると験力が付く。
現象界における災害は天狗の仕業。

天狗界は、神武天皇即位2年に作られた世界。
呪術を持ち、翼を生やした筑紫国(今の福岡県)出身の
三人によって初めて開かれた。
この3名の名前は霊界の掟によって秘密にされている。

◎天狗の種類
・鷲や鳶といった動物がなった天狗
・人間が天狗界に入ってなった天狗(これを「山人」という)

◎高名な天狗
崇徳天皇、後醍醐天皇、護良親王、源為朝、
源義経、平将門、柿本人麿、仙道寅吉、

◎仏魔
西行法師、空海、一休、親鸞など多くの仏教者。
彼らは黒い気を発している。

◎神集岳神界(高級神界)
契沖法師、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤らがいる。

◎万霊神岳界(高級神界)
日本武尊、楠本正成、和気清麿、豊臣秀吉らがいる。
 

ということです。
しかし鵜呑みにできないところもあるんですね。
てか疑問なところもあります。

◎空海について
空海が仏魔?
本当ですかね?
うーん、どうなんでしょう。
さすがにあり得ないでしょう。
業績から考えても。

親鸞、一休が浮かばれていないのは納得です。
てか、当たり前ですね。

◆島田幸安の報告も一致している
しかしですね、島田幸安の文献には、やはり空海は天狗とあるんですね。
ええ。
ちょっと抜粋してみましょう。
これも怖いんですけどね^^;
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空海は、高野山の愚人で、「遍照坊」ともいう山霊である。
彼はこの高野山に住む明神に仕えている。
空海は、神仙の世界へ行くときは「金剛坊」と名乗る。

高野山は「仏仙山」という。
この山は魔境で、空海をはじめ数万の仏魔と妖魔がいる山である。
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と^^;
こわいですね。
しかし、島田幸安も、空海は天狗(魔)であると報告しているんですね。

この奇妙な一致って何???
どういうこと???

◎高級神になっている人って???
で、神集岳神界(高級神)に、国学者が全員、入っているんですね。
国学者は、仏教を敵視していたんですね。
宮地水位は神主だったので、仏教憎しがあったんじゃないんですかね。
どうも、ひっかかります。

楠木正成、豊臣秀吉にいたっては、
彼らは戦をして、人を殺めることもしています。
因果応報からいえば不遇になりますよ。

なんか、変ですね。
楠木正成、豊臣秀吉が高級神はあり得ないでしょう。
おかしい。
もっとも、あの世で修行されて、霊格が上がったのかもしれませんけどね。
 

こういう疑問な点もありますのでね。
なので、幕末の文献は鵜呑みにできないんです。

空海が浮かばれていないというのは、変だなあ、と思います。
が、何故か、一致しているんですよね。
どういうこと???
 

しかし天狗界や仏魔のことは納得します。
これはうなずけます。
実際、そういう感じを受けますのでね。

ただし全ての仏教がダメということはありませんのでね。
なぜなら高級神には「契沖法師」が入っているからです。

契沖法師は、江戸時代の真言宗僧侶。
古事記などの日本お古典を研究しているんですね。

って、ちょっと国学寄りなところがあるんですが、
なんか国学者をひいき目に見ているな気もします^^;
 

幕末の「あの世情報」には疑問な点もあるんですね、やっぱり。
が、うなずく点もあるんですけどね。

「異境備忘録」も不気味な情報ですが、そういうことになります。
この記事書いているだけで、なんかいやーな感じがしてきます^^;

えんがちょ。
あなかしこ。

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という塩梅ですね^^;
「異境備忘録」は、ちょっと微妙~なところを感じさせます。
あまりにも仏教を目の敵にし過ぎている感が否めないんですね。

おそらく当時の仏教僧侶は堕落しきっていたからなんだと思います。
今以上にも酷かったようですね。
実際、幕末は、仏教がこてんぱんに叩かれていました。
民衆からもものすごく批判されていましたからね。

そもそも江戸時代におけるお坊さんは、
お寺に生まれたならば自動的に僧籍が得らるくらい優遇された身分。
しかも、その僧侶の資格で、一生安泰な生活が保証されていました。

「寺社領」というお寺の土地(田畑)には小作人がいて、
小作人が作る農産物が上納されて、お寺は潤沢で安泰。
しかも「檀家制度」があって、お寺の補修費は檀家からもまかなう。
何もしなくても、左うちわな生活ができたのが、当時のお坊さん。
で、仏教の修行も勉強もしていなかったお坊さんが多かったといいます。

だから幕末に国学が登場し、仏教を批判した際、民衆も拍手喝采して歓迎したのは、
こうした当時の背景があったからなんですね。
 

こうした影響は、幕末に「あの世」を見聞してきた報告にも出ているのではないかと思います。
島田幸安も「先祖は仏教の供養を嫌う」と報告していますが、
これは幕末のお坊さんが堕落しきっていたため、そんな僧侶が唱えるお経や供養は、
神様となった祖霊にとっては「汚らわしい」ということなんだと思います。
https://www.yurubossa.com/bukkyoukuyou-kirau/

そもそも中世からの日本の仏教界は、かなり問題があったわけですね。
なにせ中世の頃のお寺は、鉄砲や刀などの武器の製造販売を行い、
闇金のような高利貸し「土倉」を経営していたわけですからね^^;

聞いてビックリな日本の仏教の真実。
初めて知ったときは仰天しました。
しかし、このことは「寺社勢力の中世」で詳しく述べられています。

驚きなんですね。
が、この真実は、学校の教科書にも載せたほうがいいと思います。

で、織田信長が比叡山を焼き討ちにした理由も、
仏教寺院の権勢が絶大だったからなんですね。

比叡山は当時の関西圏を支配していた権力者で、
戦国大名と同じくらいの強敵だったわけです。

なので信長は、名だたる仏教寺院を制圧したわけですね。
仏教が憎いからではないということですね。
 

で、日本のお寺は、国家の保護をいいことに、やりたい放題の欲望まみれなことを、
中世からずーっとヤリ続けてきてきた歴史があります。
で、ずーっと経済的にも潤っていたわけです。
日本の中世の仏教寺院は、「魔界寺院★ザ・仏教」が、その正体です^^;

ですので歴史を鑑みますと、「最近の日本の仏教は堕落している」というのは、
今に始まったものではないんですね。
今から1000年前の中世の頃から続いている伝統なんですね。

だから幕末に登場した「異境備忘録」などでも、「仏教徒はダメ」「魔界にいる」
という言い方にもなっているんじゃないかと思います。

中世から江戸幕末にかけて、とことん堕落した僧侶が渦巻き
堕落していた仏教界を批難する意図もあったんじゃないかと思います。
 

で、この構造は、そのまま、今の富裕層に通じますね。
株主、資本家と君臨し、企業を食い物にしています。

現在の富裕層、株主は、死後、天狗界行きになるんじゃないかと思いますね。
あなかしこのえんがちょ。