戦争におけるメディア報道にはフェイクが多い

戦争におけるメディア報道にはフェイクが多い

ロシアによるウクライナ侵攻。
相変わらずロシアが悪い、プーチンは悪人といった調子でメディアが報じているようですが、こうした一辺倒、一色の報道には注意したほうがいいですね。
 
歴史を振り返ると、この手の「一辺倒報道」「一色報道」は、フェイクであることが多いですからね。

1990年の湾岸戦争~重油まみれの黒い鳥

1990年の湾岸戦争。イラクがクェートを侵攻したとして、アメリカを中心に多国籍軍がイラクを攻撃。
 
で、この戦争のとき「イラクは油田を破壊して重油を海に流した」と報道。同時に「油まみれの真っ黒な鳥」を世界中に発信しています。覚えている人も多い思います。
 
で、「フセインは『環境テロ』である」「けしからん」として、世界中にイラク・バッシングの世論を形成。
 
ところが、これはフェイスクニュースだったことが、今では明らかになっています。あのNHKですら言っています。
◆「嘘つきは、戦争の始まり。」の嘘
◆湾岸戦争から30年 揺らぐ世界秩序と戦争の教訓
 
こうして西側諸国が「あたかも正しい」かのような印象操作を、メディアを使って仕掛けてきます。

2003年のイラク戦争~フセインの銅像を倒す映像

2003年のイラク戦争では、「イラクには大量破壊兵器があり、フセインはアルカイーダとつながっている」として、成敗するための戦争が始まります。
 
で、やがて首都のバクダッドが陥落。フセイン政権が崩壊。で、このとき「フセインの銅像を倒す」インパクトのある映像が流れたものです。これも覚えている人もいると思います。
 
ところが、これ、アメリカ政府が、広告代理店に750万ドル(7億5千万円)支払って、「バクダットの政権交代」という商品名で発注し、作らせた映像なんですね。つまり、フセインの銅像が倒される映像は、フェイクだったわけです。ここでもフェイク。
 
このことはジャーナリストの堤美果さんが、こちらの番組で言っています。
◆「政府は必ず嘘をつく」ジャーナリスト・堤未果さんが真相を明らかに

検索をしてみてください。該当の動画が出てきます。で、初めて知る方は驚くんじゃないかと思います。ええ、私は最初知った時、ビックらこきましたね。

2011年リビア攻撃~カダフィーはアラブの狂犬

同じように、2011年のリビア攻撃の際もそうです。

「カダフィーはアラブの狂犬」「独裁者で危険な人間」というプロパガンダを流して、世界中の世論を味方に付けます。

で、アメリカを筆頭とした西欧諸国の軍事行為を「正義」と仕立てあげます。

世論を味方に付ければ、軍産複合体のお金儲けも正当化されますからね。ここが狙いなのでしょう。

メディアが一色になるときはワケありが多い

結局、メディアが「一辺倒報道」「一色報道」をするときは、どこかのグローバル企業の利益が潤うことが多く、特に戦争の場合は、ロッキード社などの軍産複合体の利益が絡んでいることが多いってことですね。

もちろん、震災などの災害においては、事情は異なります。

しかし戦争時におけるメディアの一色報道には注意したほうがいいですね。

メディアによる報道、中でも映像が使われる場合は説得力も出てくるため、それがフェイクであることが見抜きにくかったりします。
 
で、最近のコロナやワクチンもそう。これは大衆に向けた「戦争」という見方もできます。情報戦争。背後に製薬会社が大儲けしてしまう戦略があるのかもしれませんね。

このように一方的に「正しい」とするメディアの姿勢には注意したほうがいいですね。
 
で、ひるがえって今はロシアとウクライナ。

メディアが流す情報、報道は、鵜呑みにしないで、一歩引いた目で眺めているのがいいんじゃないかと思います。

★ウクライナ危機 関連記事
戦争におけるメディア報道にはフェイクが多い ロシアのウクライナ侵攻の報道はひっかかる~コロナ報道と同じ構造? ロシアによるウクライナ侵攻の真実~丸谷元人 ロシアのウクライナ侵攻に思うこと フェイスブックがおかしい~ロシア人への暴力呼び掛け投稿を認める ネオコンがウクライナ侵攻の原因を作った~陰謀論ではない話し

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です