仏陀(原始仏教)とダスカロス(原始キリスト教)の相関性

仏陀(原始仏教)とダスカロス(原始キリスト教)

「原始キリスト教とダスカロス」からの続き。

以上のように仏陀(原始仏教)とダスカロス(原始キリスト教)を比較しますと、相補えると思っています。

仏陀(原始仏教)
・涅槃に至る方法を主とする(宇宙意識、絶対と一体化する方法が詳しい)
・アストラル界の説明はあまり詳しくない
・ヒーリングへの言及は無し(悟りには直接関係ないから伝承されなかった)
・霊術への言及は無し

ダスカロス(原始キリスト教)
・絶対と一体化する方法の具体性に欠ける
・アストラル界の説明が詳しい
・ヒーリングに言及
・霊術についても言及

このように整理できるかと思います。

ダスカロスの誤り

なおダスカロスは、キリストが絶対の生まれ変わりとしていますが、これは違うと思います。なぜなら絶対に至った生命は転生をしないからです。この見解に関してはダスカロスの錯誤があると思います。

また人間は動物に転生しないといっていますが、これも誤りになると思います。原始仏教では「盲亀浮木(もうきふぼく)」のたとえにみられるように、動物から人間への転生、人間から動物への転生する話しがいくつもあります。

またダスカロスをはじめ神智学では、輪廻転生を繰り返すことで魂は向上していくとしていますが、これも誤りになります。なぜなら魂が成長して、ロゴスに近い存在になっても、そこから再び堕落していったことを仏陀は説いているからです。

数百万年、数億年というスパンで見れば魂は上昇していったとしても、ある時点から堕落を始めるなど、生命は輪廻転生が止むまで永久に転生し続けて、良くなったり悪くなったりを繰り返しているというのが仏陀の大発見だったりします。

ダスカロス批判のようになったかもしれませんが、ダスカロス自身が「自分は間違うこともあるし、間違っている所もあると思う」と率直に言われています。

ダスカロスは仏教を誤って解釈している面もある

あとダスカロス本を読んでいますと、ダスカロス自身が仏教を勘違いして解釈している所が多々あります。これはヨーロッパに仏教の正確な情報が伝承されていないことが最大の原因だと思います。

仏教国といわれる日本ですら、正しく仏教が伝承されていませんので、「本物」はなかなか理解されがたいのかもしれません。

もしもダスカロスが原始仏教を知っていたなら、より精緻な解釈を教えを残されたかもしれません。たぶん究極の生命に到達したと思います。

それでもダスカロスは優れている

ですがダスカロスは、アストラル界を詳しく解明され、これが実生活にも役立つと思います。
またヒーリングや各種の霊術の秘訣も公開していますので、これがまた参考になると思います。

稀有な存在、それがダスカロスことスティリアノス・アテシュリスであったと思います。

生前にお会いしたかったですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です