バーバラ・アン・ブレナン「光の手」

バーバラ・アン・ブレナン「光の手」。
日本での初版が1995年。

素晴らしい書。
エネルギーと心の相関性が、つまびらかにされています。
これは体験に基づく、深い洞察に満ちています。

気づかなかった、気づけなかったことも少なくありません。
なるほど。

社会的・職業的チャクラという解釈には驚いた。
ヴィシュダー(喉)と首の付け根の部位である。
これは仏教でいうところの正命と重なります。

なるほど。
職業、天職の認識と確信、そこから生じる表明は重要なのであろう。
いろいろと考えさせられる。
極めて示唆に富む。
 

しかし、思います。
やはり、「当たり前」のことができるようになることなんだ、と。
何も特別なことを目指す必要も無ければ、目指すものでもありませんね。

この書は、チャクラの視点から、心と体の正常、不良を述べています。
しかし、チャクラを開発するとかを目指すのは本末転倒。
心を浄め、徳性を高めることで、自ずと活性化もしてまいるからです。

それに、健常な人は、そもそもチャクラが開いているからです。
その自覚と認識が無いだけで、健康な人は、全員、開いています。
チャクラが閉じているのは、心身のいずれかが不健康な人であると。
これはうなりますね。
実感していることと、一致するからです。

ちなみに、いわゆる「チャクラを開く」とかいう言い回しは、より活性化させる、
高次元にまで拡大させる、チャクラの存在がわかるといったことなのだと思います。

ふつーに生活している方の中に、健全性を感じることが多いのですが、
「健常な人はチャクラが開いている」と指摘するバーバラ・アン・ブレナンの言は、
至極納得です。
 

通常は、チャクラと心の相関性は自覚できていないだけですね。
けれども、心の状態は、全員、自覚しています。
調子が悪い、良いの自覚はできています。
また、バランス感覚のある方は、俯瞰して自己を認識することもできます。

結局、心の状態をいかにして健常化するかという一点が
ポイントになってくるのだと思いますね。

畢竟は、「気づき」による超然性でしょう。
いや、逆説的にいいますと、気づきの深まりによって、
心が健全化されていくこともあります。
しかして、現実的には、心の錬磨と気づきの2方向からのアプローチになるでしょう。
 

著書でも述べていますが、心の状態が、そのままチャクラの状態になって表れています。
言い換えれば、心を良くすることで、チャクラが健全化し、機能も正常化するのでしょう。
ここが重要です。

このことは奇しくも、
ルドルフ・シュタイナーも述べていますね。

シュタイナーも、心を錬磨し修養することで、
蓮華(チャクラ)が活性化することを述べています。
 

結局、当たり前のことを行い、当たり前のことができるように励む。
ただ、その「当たり前のこと」を、チャクラと関連して、具体的に著しているのが、
バーバラ・アン・ブレナン「光の手」。

もっといえば、一般生活そのものがトレーニングの場であるということ。
支障、障害があるのは、その人の課題。
それを克服できたとき、人は、一回り成長できる。

その課題は、次々と出てくるでしょう。
ある程度の円滑さが出てくるまで、
課題との取り組みは続くと考えてよいかもしれない。

ちなみにチャクラと、その徳性は、
大雑把に示せば次の通り。

 7番目・・・高次の認識、統括
 6番目・・・叡智、創造性、神の愛
 5番目・・・社会性、職業
 4番目・・・愛、癒し
 3番目・・・感情、情緒
 2番目・・・性、胆力
 1番目・・・生命力、体力

閉じている部分、弱い部分に問題、支障が出るといいます。
たとえば、6番目が閉じていると、創造性が欠けていたり、智慧が働かない。
5番目が閉じていると、コミュニケーションに問題があるとか社会性に問題がある。
閉じていたり、弱い部位は、課題となる徳性になります。
 

それにしても、こうした書が、世に出ていたことへの驚き。
読み方は、その人の状態、体験の度合いによって変わってくるでしょう。
しかして、深いものがあります。
仏教における「戒」の本質。
善行。
それをチャクラの視点から説き明かしたといってもいいでしょう。

実践の立場からいえば、これに加えて、「気づきの瞑想」の実習が加わります。
2本柱。
 

バーバラ・アン・ブレナン「光の手」は、極めて示唆に富んだ書といえます。
想像や思惟で書かれたものではありませんね。
実体験で書かれた研究書です。

先人達の偉大なる業績には、毎度ながら感服します。
ゴーピ・クリシュナのクンダリーニ体験記も度肝を抜かされたものです。
バーバラ・アン・ブレナンも然り。

偉大なる先駆者の一人でしょう。
人体とエネルギーと心の相関性は、
今後ますます、つまびらかにされていくと思います。

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