プラス思考が招く10の危険性とデメリット

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリット

プラス思考やポジティブシンキングを一生懸命にやるのは
「危ない」「恐ろしい」といったデメリットがあることは、あまり知られていません。

といいますか、実際は「プラス思考」信仰みたいなものが幅を効かせています。
「プラス思考」「ポジティブシンキング」は素晴らしい・正しいという観念です。

ちなみに「プラス思考」も「ポジティブシンキング」も、どちらも同じ意味ですね。
で、「プラス思考(ポジティブシンキング)」の延長に
「引き寄せの法則」とかもあり、これまた「正しい」として信仰されています。

この「プラス思考」なり「ポジティブシンキング」が、何故、人気があるかといえば、
「願望成就」の効果があると言われているからですね。
「あなたは思っている通りになれる」といった願望成就です。
「潜在意識」の活用です。

ところが実際は、プラス思考・ポジティブシンキングには危険性があるということなんですね。
デメリットがあります。
それらは

    そもそも願望成就・成功術は効果が無い
    エゴを増大し人間性を劣化させる
    ポジティブ中毒症状を引き起こす
    善悪の判断ができなくなる
    厚かましいことを積極的と思い込む
    興奮や大騒ぎすることを美徳と思い込む
    煩悩を強める
    パーソナリティ障害となる
    成功ができなくなる
    自己顕示が強くなる

といったことになります。
以下に詳しく説明してまいります。

プラス思考による願望成就・成功術は効果が無い

で、プラス思考(ポジティブシンキング)の危険性・デメリットの1つ目は、
願望成就・成功術としての効果は無いということです。
これはショッキングかもしれませんが事実です。

そもそも「プラス思考(ポジティブシンキング)」は、
「潜在意識」を使った願望成就の「成功術」と関連しています。
昔からあります。

しかしこちらでも書いた通りで、潜在意識で願望を実現できる人は少数派です。
通常は願望成就などできません。
しかも近年の研究でも明らかになっいます。

【悲劇】ポジティブ思考になろうと努力するとどうなるか

「メンタリスト DaiGo」さんも言っていますね。
プラス思考(ポジティブシンキング)の中毒になってしまう、
依存してしまうことも出てくるといいます。

しかもビジネスの成果も出にくくなり、
給与も下がっているケースが多いといいます。
しかも努力することをしなくなり、
慎重さが欠けるようになるといいます。

つまり、ネガティブなものがら目を避けてしまい、
都合の悪い物事に対策できなくなってしまうといいます。

プラス思考(ポジティブシンキング)は大事ですが、
これが行き過ぎると、
むしろネガティブになってしまうということですね。

エゴを増大し人間性を劣化させる

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの2つ目は、
エゴを増大し人間性を劣化させるということです。

プラス思考・ポジティブシンキングは、元来、善意と自覚とバランス感覚を前提にし、
人格を高めるのがプラス思考本来のあり方でした。

この前提なり自覚がありませんと、多くは問題を引き起こします。

適切な分別や自覚を失い、エゴが強まることが出てきます。
また落ち着きが無くなったり、騒がしくなるとかして、
礼節も失い、破廉恥なことを繰り返すようになって、
次第に人格が劣った下劣な人間へと堕落していくようになります。

ポジティブ中毒症状を引き起こす

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの3つ目は、
ポジティブ中毒症状を引き起こしてしまうことです。

プラス思考・ポジティブシンキングをやり過ぎると、依存状態になり、
過剰にやってしまうようになります。

そうすると、本人はハイテンションになっていきます。
で、これが薬物中毒と同じような状態にしてしまいます。

しかも適切な判断能力を弱めてしまいます。
等身大の自分が分からなくなっています。
なので、高貴で最高の人間になったと錯覚してしまいます。
本当は品性が低落しているわけです。

まさに一種のドラッグ中毒と同じだったりします。
危険ですね。

物事をすべて都合よく受け止め善悪の判断ができなくなる

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの4つ目は、
物事をすべて都合よく受け止め善悪の判断ができなくなるということです。

プラス思考のやり過ぎは、物事をすべて自分に都合よくプラスに受け止め、
事実を脳内で歪めて書き換えるようになります。

反省すべき体験も材料も反省としてではなく、自分に都合良く解釈してしまいます。

そのため、善悪の判断が乏しくなり、適切な分別がつかなくなっていくようになります。
正常かつ客観的な判断能力を失い、反省心や、良い意味での羞恥心も失います。

自分をやたらと押し通すようになったり、
聞いてもいないのに一方的に延々と自慢話しをするとか、
自己顕示性が強くなり、自己過信や自己評価が異常に高い人間となっていきます。

ここまでくると、もう手に負えなくなります。

繊細な感受性を失い厚かましいことを積極的と思い込む

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの5つ目は、
繊細な感受性を失い、厚かましいことを積極的と思い込むようになることです。

調子に乗りやすく、興奮して大騒ぎすることを「明るい」と、これまた勘違いするなど、
厄介で手に負えない人にもなっていきます。

「物事に感謝することは大切」といった人生訓であっても、
こうした歪んだプラス思考をしていると、変な解釈をするようになり、
大興奮してしまったり、感情表現も異常なくらいにオーバーになります。
騒がしく、落ち着きがなく、うるさくなります。

繊細な感受性を失い、「厚顔なこと」を「積極的である」と勘違いし始めるからこそ、
こういうおかしな状態になってしまうわけですね。

興奮や大騒ぎすることを美徳として錯覚する

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの6つ目は、
興奮や大騒ぎすることを美徳として思い込むようになることです。

プラス思考・ポジティブシンキングをやり過ぎて、ハイになってしまい、
こうした興奮した状態や、落ち着きを欠いて大騒ぎすることを
美徳としての「明るい」「積極的」「ポジティブ」「プラスの状態」と勘違いし始めます。

しかし、これは明るさでもなければ、積極的でも、ポジティブでもありません。
まして「プラスの状態」でもありません。

馬鹿騒ぎです。
躁鬱の「躁」であり、ADHDで的であり、単なる「病気」です。

しかし、いったんこうした病的状態になりますと、もう手に負えなくなります。
病的な脳内お花畑状態な「躁病」状態だからです。
行き着くところまで行きませんと、気づかないでしょう。

煩悩を強めてしまう

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの7つ目は、
煩悩(ぼんのう)を強めてしまうことです。

このようなプラス思考やポジティブシンキングのやり過ぎは、
一言でいえば、「煩悩がものすごく強くなる」といえます。

四六時中、興奮した状態になり、ギラギラとした感じも出てきて、
感情の振幅も激しくなっていきます。

一方で「幸せ!」とか「ハッピー!」と絶叫しながら、
もう一方では、些細なことで怒ったり、キレまくったりして、情緒不安定になります。
「煩悩」が強くなっているからこそ、感情の振幅も大きくなるわけですね。

心が落ち着き、穏やかさから生じる、適切な明るさやポジティブさとは真逆です。
異様な激情性・興奮性のあるメンタリティです。
一種の精神障害です。

人間は、ただでさせ煩悩の塊なところがあります。
ですが、「プラス思考やポジティブシンキングのやり過ぎ」をしていますと、
輪をかけて煩悩は強くなっていきます。
末恐ろしいことになることは想像に難くないでしょう。

パーソナリティ障害を引き起こす恐れ

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの8つ目は、
パーソナリティ障害を引き起こすがあることです。

というのも、プラス思考・ポジティブシンキングのやり過ぎは、
上記の通りでエゴや煩悩を強めてしまうわけですね。

これを長期間行い続けていけば、
そのメンタリティが定着していくようになります。
で、このメンタリティは、まさにパーソナリティ障害です。

サイコパスなどのパーソナリティ障害へと進んでいくことがあります。
人格障害となるリスクが高まります。

成功できなくなる

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの9つ目は、
成功できなくなるということです。

これはショッキングな事実です。
成功するためにプラス思考・ポジティブシンキングをやったとしても、
やり過ぎてしまうと、むしろ成功できなくなります。

実際、「プラス思考のやり過ぎ」を実践していますと、
「歪んだ現象(結果)」を引き起こすようになっていきます。
つまり成功から遠ざかってしまうようになります。
思わしくない結果を招くようになります。

そりゃそうです。
本人はハイになって気持ちいいのでしょうが、実際にやっていることは、
煩悩丸出しのどんちゃん騒ぎだからです。

自己顕示が強くなる

プラス思考・ポジティブシンキングの危険性・デメリットの10個目は、
自己顕示が強くなるということです。

今流行っている「プラス思考」の多くは、煩悩やエゴを手放すことを
きちんと取り入れていないため、自己顕示が強くなります。

お調子者になり、手に負えないハイな人間や、自己評価の高すぎる人間となって、
最終地点は、サイコパスなどの人格障害です。
「自己愛」が強くなり過ぎた人間を量産するようになります。

プラス思考が礼賛される向きもありますが、
実は恐ろしい「デメリット」があったりします。

こうした危険な事実は、ほとんど知られていないことでしょう。
だから無責任にも、ビジネスで使われ、セミナーなんて開催するわけです。

プラス思考で欲望や煩悩を強化することで支配しやすくさせる

ちなみに、プラス思考をビジネスに積極的に導入したのが、ナポレオンヒル。
ここはアメリカの支配者・鉄鋼王カーネギーの財団です。
カーネギーの財団はアメリカを代表する支配者層の一派です。
分かります?
ビジネス系のプラス思考の正体がどういうものか。

人間の欲望や煩悩を強化するように作られているんです。
元々、プラス思考(ポジティブシンキング)は、
願望成就のテクニックではなかったわけですね。
それが20世紀半ばくらいから、ビジネスと結びいて変容しています。

建前は、「理想」「願望」などといったオブラートに包んでいますが、
その正体は、単なる「貪欲」です。
「エゴ」です。

現代の「プラス思考やポジティブシンキング」をやり過ぎると、必ずエゴが強くなります。
そういう風に出来ています。

ちなみに人間は、貪欲やエゴが強くなると、支配もされやすくなります。
洗脳を仕掛けられやすくなります。
ビジネス系の成功法則なり、プラス思考(ポジティブシンキング)を
熱心にやればやるほど、奴隷化されやすくなるってことなんです。

プラス思考(ポジティブシンキング)は健全な心と体を実現する方法だった

ところで、そもそもプラス思考(ポジティブシンキング)そのものは、
元々願望成就の使い方をしていませんでした。

元々は、ホメオスタシス機能を正常化するために、
健全なメンタリティを取り戻そうとするアメリカで起きた「ニューソート」にルーツがあります。
またイギリスにおける道徳的なあり方を提唱する「セルフヘルプ」もルーツになっています。

つまり、プラス思考(ポジティブシンキング)とは、
「ニューソート」と「セルフヘルプ」にルーツのある思想で、
健全な体とメンタリティを実現しようとする思想だったわけですね。

ところが、20世紀半ばくらいから、「願望成就」ということが言われ出して、
願望という名の欲望を煽ることが横行し、
歪んだ使われ方をされるようになってきています。

道徳心・善性を伸ばすメンタルテクニックがプラス思考(ポジティブシンキング)

元来プラス思考(ポジティブシンキング)とは、善意と自覚に裏付けられた
バランス感覚のある使い方が前提にあったりします。

またこれが健全な有り様で、こうした使い方が本来の用い方だったりします。

もっといいますと、道徳心といいますか、人間の善性を高めるために使用する
メンタルテクニックが、プラス思考(ポジティブシンキング)
だったりします。

プラス思考は、善意を前提にしています。
個人的な願望やエゴを実現するというのは、邪道な使い方だったりします。

また物事への洞察を深め、自分自身への自覚を確かにし、
細やかな感受性を培っていくことも前提
となっています。

プラス思考をしまくって、ハイな状態になり、
自分自身を見失ったり、感受性を鈍らせるのも、邪な使い方だったりします。

善意・自覚のあるプラス思考・ポジティブシンキングを

「プラス思考」「ポジティブシンキング」「ポジティブマインド」は
本来、素晴らしいメンタルテクニックです。

しかし、バランスのある使い方をしないかったり、
善意への意識や、等身大の自分を知る自覚などが欠けていますと、
過剰なプラス思考になり、エゴや煩悩だらけのポジティブシンキングになり、
周囲に迷惑を及ぼすようになります。

その行く末は、人格障害や、躁鬱病といった精神障害です。
もし、そうならなかったとしても、無意識のうちにエゴマインドが増大しますので、
欲深くなったり、自我が肥大化するなど、
精神的にリスキーなことも出てくるようになります。
プラス思考のデメリットに、もっと気付く必要があります。

天然自然なポジティブが望ましい~落ち着きのあるたおやかな陽気

ちなみに、プラス思考が陥りがちな欠点を是正するためには、
テーラワーダ仏教などで言われる「気づき(サティ)」のやり方が参考になります。
一般的には「マインドフルネス」といわれています。

マインドフルネス(原始仏教のアプローチ)は、エゴマインドを手放すアプローチです。
エゴマインドを手放すというのは、一つのレトリックですが、
「気づき」が深まるにつれて、等身大の自分への自覚が生じてもきます。

精妙な心の使い方を要しますが、「気づき(サティ)」と言われる意識が
広がり深まるにつれて、自ずと生じてくる喜びや楽しさも出てくるようになります。
これこそ、健全な「プラス思考(ポジティブシンキング)」の源になります。

意図的に心を興奮させたり、自己催眠にしてポジティブな状態に誘導するのではなく、
落ち着いておだやかになることから生じる「気づき」によって、自ずと生じてくる自然な喜び。
これこそが、本来の「ポジティブ」な状態でしょう。

ポジティブとは、激しさや、騒々しい状態ではなく、
もっと静かで落ち着きのある、たおやかな陽気だったりします。
赤ちゃんのような天然自然な喜びや明るさです。

こうした本来の「ポジティブ」「プラス」こそが大事であり、
健全でバランス感覚のある人格をも形成していくようになります。

これは、「プラス思考」でも「マイナス思考」でもない、
第三の道でもあったりします。
天然自然なポジティブさ。
それがマインドフルネスなどの瞑想から生じてまいります。

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