HSPはエンパスの一種~瞑想に適し優れた人間性となり得る性格

HSPはエンパスの一種だった

HSP。
「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」のことですね。

感受性が強く、敏感な気質も持ったタイプをいいますね。

そんなHSPなんですが、実は、エンバスの一種だったといいます。

以前、こちらでHSPとエンバスのことを書きましたが、

HSPはメリットの多い気質

どうやらHSPは、エンバスの一種であると。HSPとエンバスは本質的には同じで、違いは、

  • エンバス・・・鋭敏でエネルギーを感じる
  • HSP・・・鋭敏だがエネルギーを感じない

ということだといいます。
違いは「エネルギーを感じるかどうか」。

なんと。

しかしHSPは、瞑想修行が進むと、エンバス的になっていきます。

で、エンバスも決して悪い特徴ではないんですね。

慈悲はHSP・エンバスを優れた資質に変容させる

HSPやエンバスは、結論を先にいえば、慈悲があれば最強のパーソナリティになります。あるいは、名色分離智(プレゼンス)に開眼するかですね。

が、もし慈悲が無かったり足りない、あるいは中立的な視点の姿勢(名色分離智、プレゼンス)が無いと、デメリットが目立つようになります。

HSPやエンバスの鋭敏な感受力が、慈悲や知性としっかり結びつかないと、否定的な傾向に向かうことがあって、こうなると自分をダメにしてしまうんですね。あるいは気難しい、神経質といわれるようになったり。

ところが、その鋭敏な感受力が、慈悲や知性としっかりと結びつくと、自分や世界の良い面を強くキャッチできるようになります。

世界がビューティフルでバラ色に輝いて見えるようになります。日常の些細な点にも感動し、美しさを感じ、生命の喜びを心底感じるようになります。

といいますか、性格の偏りや問題といわれているものは、慈悲・ハートが豊かになるにつて、解決していくようになります。

慈悲・ハートには、そうした素晴らしい効能があるってことなんですね。

このことは原始仏典・増支部経典 十一集 第二臆念品 十六『慈』に伝承されているほどです。

慈悲の瞑想による11の効果がすごすぎる

慈悲・ハートが、HSPやエンバスを優れたパーソナリティにする最大の秘訣だったりします。

あるいは、慈悲の変わりに、中立的な視点、つまり瞑想の「プレゼンス」ですね。名色分離智ともいいます。

あるいは真我のことになりますが、ここに開眼すると、HSPやエンバスはとたんに素晴らしい特徴となってまいります。

慈悲かプレゼンス。
このどちらかか、両方ですね。

エンパスのやさしさは慈悲ではない

ちなみにエンバスは、やさしい人が多いといいます。

が、エンバスのやさしさは「慈悲」「ハート」ではないんですね。

ええ。
違います。

エンバスのやさしさは、自信のなさや自己否定感と背中合わせになっています。気が弱いので、やさしくなっているというのが、本当のところだったりするんですね。

もっとも、その奥には、慈悲があるんですが。しかし、エンバスは、その内奥にある慈悲そのものに気がついていません。

で、エンバスは「自分を愛する」ことが不十分だったりします。なので慈悲に育っていないんですね。

また、これ故に、エンバスはやさしさで苦しんだりするんですね。

あるいは、ナルシストや自己愛性パーソナリティー障害のカモやタゲになってしまう。

やさしさ≠慈悲

慈悲はやさしさを含みますが、やさしさが慈悲とは限らないんですね。

やさしさから慈悲へと昇華することはありますが、やさしさと慈悲との間には超えられない壁があります。

それが「自分も他の生命のみんな同じ」「だから自分も他人も同じように愛おしく大切で愛すべき尊い存在なんだ」という腹オチの感覚なんですね。

で、これが慈悲なんですね。厳密にいえば、慈悲の始まりです。

本当の慈悲は、エネルギー的な感覚のある「エネルギー心」ですが、これの原初は、「自分も他人も同じ生命」といった生命観の腹オチだったりします。

なので、エンバスの方は(HSPもそうですが)、自分も他人も同じように尊い存在であるという理解を深めていくことが大切になります。

HSP・エンバス体質の人はプレゼンス系の瞑想の資質がある

それとHSPやエンバス体質の人が、気づき系の瞑想、プレゼンス系の瞑想を行えば、いずれ真我に開眼すると思います。

HSPやエンバスの方は、観察系の瞑想に適性があるからですね。伸びやすかったりします。

HIPやエンバスの方が、観察系の瞑想、気づきの瞑想、プレゼンス系の瞑想を行うと、おそらく必ずといっていいほど、プレゼンス(名色分離智)に達すると思います。

HSP、エンバスは、瞑想の資質とも言えるんですね。

ただ、慈悲や中立の視点がないと、デメリットが目立つようになります。

HSP・エンバスには慈悲かプレゼンスが欠かせない

HSPは、エンバスの一種といいますね。ですのでHSPはエンバスに包括してよいかと思います。

で、HSP(エンバス)の特徴として、こんな記事があります。

HSPなら「全て」当てはまる4つの特徴とは?間違えられやすい病気について

アメリカの心理学者アーロン博士は以下の4つの特徴に全て当てはまる人がHSPだと提唱しています。

・深く考える
・刺激を受けやすい
・共感力が高い
・小さなことによく気がつく

記事ではHSPとしていますが、ここにあることは「エンバス」でもありますね。

HSPはエンバスの一種ですからね。

「エネルギー感覚の無いエンバス」がHSPです。ですので、HSPもエンバスも、本質は同じです。

で、この記事にある特徴は、まさに「観察系の瞑想」の資質なんですね。決してデメリットとは言えません。

で、デメリットになる場合が、上記で何度か書いた通りで、

  • 慈悲・ハートが無い、足りない
  • 中立の視点(プレゼンス、名色分離智、真我)が無い

ということだったりします。

で、HSPやエンバス体質の方は、知能が高かったり、知性が発達している方は、観察系瞑想、気づきの瞑想、プレゼンス系の瞑想を行えば、ほぼ確実に真我に開眼すると思います。

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