天白磐座遺跡とパワースポット巡り紀行

天白磐座遺跡は浜松市北区引佐町井伊谷にあるパワースポット

天白磐座遺跡(てんぱくいわくらいせき)は県西部でも数少ないパワースポットと呼べる場所の一つですね。

浜松を含めた近郊は剣(けん)のある土地が多く、パワースポットと呼べる場所はなかなか無いのが実情なんですが、かろうじて天白磐座遺跡はパワースポットに含めることができるんじゃないかと思っています。

天白磐座遺跡は、浜松北部にあります。ここは縄文時代のアラハバキ神と関係があるんじゃないかとも言われています。

天白磐座遺跡
〒431-2212 静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1151−177

天白磐座遺跡の歴史

天白磐座遺跡は、調査でわかっている限り、古墳時代前期(3世紀)から平安時代の末(11世紀)にかけて祭祀場だったようです。

けれども本当はかなり古い縄文時代から、巨石を祀ったアニミズム信仰(アラハバキ神信仰)が行われていたのではないかとも言われています。

アニミズムといいますと、どこか未開人の印象も受けます。が、実際はそうではなく、何らかのエネルギーを感じ取った古代人が、畏れ尊ぶ気持ちを素朴に表したスタイルなんですね。ここには原始神道といいますか、自然の中に感じるエネルギーを磐座(いわくら)として祀る霊性が表れています。

渭伊神社と天白磐座遺跡

ちなみに天白磐座遺跡の手前には、渭伊神社(いいじんじゃ)があります。井伊家とゆかりがあるとも言われています。

が、御祭神が「モロード様」となっていますね。聞き慣れない御祭神です。モロード様は渭伊神社の御祭神です。

「モロード」は「客人(もろうど)」のようです。実体は縄文時代のアラハバキ神のようです。

縄文神が何故「客人(もろうど)」になったかといえば、律令国家の奈良時代に、朝廷は全国の神社を配下に置くために、神社の御祭神を古事記・日本書紀の神さまの名前に変えようとしたからといいます。

ちなみに明治政府は奈良時代の律令国家を再現しようとしましたので、明治時代にも、全国の神社の御祭神を書き換えているといいます。

それで、その書き換えの際に、昔から祀られていた縄文神にも関わらず、客人(もろうど)としてしまったとか。そんな説もあるようです。これが本当ならなかなかエグイ話しです。

天白磐座遺跡とアラハバキ神

ちなみに天白磐座遺跡から東へ20㎞近くの浜北区と天竜区との境に「アラハバキ神社」というのがあります。

ここも巨石があって磐座(いわくら)として祀られています。モロード様とは縄文神のアラハバキ神なのかもしれませんね。

天白信仰と天白磐座遺跡

あと天白磐座遺跡は、その名称の通りでして、天白信仰とも関係があるのかもしれません。

もっとも近世になって名付けられた名称かもしれませんが、愛知県から静岡県にかけては、昔は「天白信仰」が盛んだったといいます。

で、天白信仰で祀っている神様は、実は瀬織津姫(セオリツヒメ)であり、縄文の神さまという説もあります。

天白磐座遺跡は縄文時代からの遺跡

はっきりとした史実や文献がありませんので、憶測やら推測が入り交じりますが、いずれにしても天白磐座遺跡は、かなり古い縄文時代から、畏れ尊ばれて祀られていたのではないかと思います。

で、天白磐座遺跡に祠(ほこら)がありますね。しめ縄も張ってあります。が、確か、昔は無かった記憶もあります。発掘調査されているときは、うっそうとしたところでした。昔は怖かったですね。

から、余計な木々も伐採されれスッキリ

そういえば直虎が生まれたときのシーンに使われたみたいですね。

天白磐座遺跡のエネルギー

で、天白磐座遺跡は「エネルギースポットだなあ」という感じを受けます。大地から出ているエネルギーは強いものがあります。古い時代から一目置かれていたことは間違いない場所だと思います。

天白磐座遺跡では、磐座にタッチして怪しいことをしましたが、これは決して怪しい行為ではなく、ちゃんとした意味がありますね。

そもそも瞑想は、適切に行われて、適切に深まっていきますと、リラックス、心地よさ、喜悦感、広がる感じ、微細な感覚、光の感覚、明るい感じといった感覚が生じてきます。実は、この感覚はエネルギーがもたらしている現象だったりします。

で、天白磐座遺跡のようにエネルギーの強いところでは、磐座にタッチすすると、エネルギーが体に流れ始めます。

実際、磐座いタッチして瞑目すると、たちどころに瞑想状態になっていきます。

エネルギー・スポットは、瞑想状態の一旦を手っ取り早く体験できますし、比較的簡単に瞑想状態になりますので、そういう意味でもおすすめだったりします。決して単なるオカルトやスピってことではないんですね。海よりも深い意味があったりもします。

パワースポット巡りはエンタメ

パワースポット巡りについて真面目に書くと、あれやこれやとなってしまいますので割愛しますが、パワースポット巡りはエンタメですね。

シンプルに楽しめるエッセンスがあるんじゃないかと思います。人数は多い方がおもしろくなりそうな。

で、2年前の8月は、天白磐座遺跡のパワースポット巡りをしたものです。そのときは、ワタクシは歴史やらの説明を交えながらツアーガイド役もしました^^;

まずは近くの渭伊神社(いいじんじゃ)を参拝。で、磐座のある小山にGo。すると眼前に天白磐座遺跡が見えてきます。今ではすっかり整備されていますが、昔はうっそうとしていました。

で、怪しくも磐座にタッチして瞑想してみたり。眼下に流れる神宮寺川に降りて行ってみたり。そんな子ども時代の夏休みの如く、夏の一時を過ごせたかと思います。

8月は梅雨のように長雨が続きましたが、この日は暑かったですね。熱中症になりそう。私を含めて9名が参加しましたが、いい大人が怪しくも謎めくワークをしたりして、怪しくも謎めく一時を。エンタメ・スピリチュアルの本領発揮といった感じにもなりますね。おもしろい。
 
そんなパワースポット巡りですが、終わった後は、葉山珈琲でトークタイム。

まとめ

2年前はコロナの影響のため、リアルな集いやイベントは自粛傾向でしたが、リアルな活動はやっぱりいいですね。瞑想会もリアルなほうがいいんですからね。
 
と、そんなことを思った2年前の「大人の夏休み&自由研究」な日。

怪しいスピリチュアル&エンタメ企画は、これはこれでおもしろいところがありますので、機会があれば開催したいですね。

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