神秘体験は解離性同一性障害の場合が多い

「神秘体験」を「解離性同一性障害」とする指摘は昔からあるんですね。

そもそも「解離性同一性」というのは、どういうことかといいますと、
「解離(自分の意識から離れた状態」のまま、何らかの物事や別の考えなどと
同一化(一体化)する状態だったりします。
で、この「解離性同一性」は、意識を二分し引き裂きますので、分裂状態となり、
「苦しみ」「苦悩」「問題な状態」となってしまいます。
で、この状態を「解離性同一性障害」と言うんですね。

で、この症状の中に「離人症」というのがあります。

離人症とは、自分から離れていって(自分の意識が分裂して)観察者になる状態です。
一見すると「悟り」に似ているのですが、そうではなく、苦しみがあります。
どこか自分を第三者的に扱ったり、「上の空」状態になっているのが特徴です。
あるいは、気の抜けた感じや自閉症的な感じが出てきます。

ちなみに間違ったマインドフルネスを行うと、離人症になります。
観察視点を、頭の上とか、どこかに設けることを
長年、行うと、離人症になってしまう恐れが出てきます。

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で、宗教の世界などでは、「解離性同一性」はわりと起きているんですね。
わかりやすいところでは、ウォークイン(乗り移る)、チャネリング、イタコ、憑依
というのがそうなんです^^;

「解離性同一性」は、「自我(自分)」に代わって、何か別の存在になったり、
入り込んだりする状態なんですね。
これが、いわゆる「変性意識」という状態です。

通常の意識(マインド)が、
別の意識(マインド)に取って代わってしまうわけですね。
ただ、それが「障害」とか「問題」なのかは、また別です。

しかし、乗り移る、イタコ、憑依というのは、
低次元な状態が多いですね。

ところがこれが高次元とかになりますと、問題になるのかどうか怪しいですね^^;
高次元の神が降臨するのは、むしろメリットも出てきます。
しかし意識が分裂した状態で、高次元化しても、やはり苦しみをおぼえます。
意識が分離している以上、苦しむようになっているからです。
 

ちなみに通常の意識(マインド)が小さくなって、
存在の本質(真我)が浮き上がるといった状態もあります。
わかりやすくいいますと、通常の意識の代わりに、
生命本来の意識・宇宙意識が「浮上」「広がる」「大きくなる」
といった感じですね。
これは「解離性同一性」とは違うと思います。

一つの例えでいいますと、もともとも内在している状態が強くなる感じです。
他の意識、他の存在に取って代わることとは違うんですね。
「解離性同一性」とは違うんですね。

で、こういうのは、神々しい神の状態、禅定という瞑想状態、
宇宙意識との合一、サマーディが該当します。
「変性意識」とは違います。

だからこの状態は、「乖離」とか「解離性同一性障害」とは違うんですね。
で、これらは問題がないどころか、人間的には望ましい状態だったりします^^;
なので、「解離性同一性」としてひとくくりするのは、問題があるわけなんです。
 

ただ、「悟り体験」とされている体験や、「禅定」とされている体験の中には、
変性意識、つまり「通常の意識(マインド)が、別の意識(マインド)に代わる」
状態もあります。

で、これが「勘違いな体験」なんですね。
アストラル次元で起きていることだったりします。
いわゆる「魔境」なんですね。

この辺りのことが、ごちゃ混ぜになっていたり、
あやふやになっていて、悟り体験も含めて神秘体験を、
「解離性同一性障害」としてしまう場合もあるんですね。
そもそも、この辺りは、なかなか上手に言語化がしにくいところです。
 

で、「解離性同一性障害」というのは、臨床心理の世界で使われている言葉です。
で、定義が決まっています。

「解離性同一性障害」とは、多重人格(二重人格)、うつ、依存症、
問題行動を含む状態を言うんですね。

問題があるんです。
いわゆる「低次元」の状態なんですね。

だから、これを霊界的にいえば「天狗界」になるわけなんです。
低い次元の有り様。
低層アストラル界で起きていること。

そういうことになります。
デリケートなことですので、ちょっとわかりにくいことかもしれませんね。

以上のことは、こちらの本を読んで思った感想です。

この書は、神秘体験と解離性同一性障害への考察もあります。
刺激やら考えさせられる点もありますね。
ただ分析や洞察に問題もあって玉石混交状態となっていると思います。
それにしても、考えさせられますね。