ローマは鉛中毒で滅んだ~危険な食べ物への無知が引き起こす悲劇

水道管・容器に「鉛」を使用したローマ帝国

健康に有害なものを、食品に加えると、
その実害は、計り知れなくなります。

個人をダメにし、家庭を悪くし、社会を、
そしてひいては国家すら崩壊させることがあります。

実際、あのローマ帝国が、「鉛の添加物」で滅亡したという説すらあるくらいです。
「おいおい、ご冗談を」と思うかもしれませんが、ところがどっこい。

ローマ帝国といえば、紀元前31年~紀元180年の約200年間、
空前の大繁栄を実現した大国家です。
このローマ帝国は、実は「鉛中毒」で、内部から崩壊したというわけです。

で、当時のローマでは、ワインなどの貯蔵に「鉛の容器」を使っていたんですね。
というか、容器だけでなく、「水道管」にすら使用していました。
※このことは、こちらの本にもあります。


 

「鉛」を水道管や、食べモノやワインを貯蔵する容器に使っていたというのは、
現代人からすれば、腰を抜かすほど「あり得ない」ことでしょう。
しかし、ローマ人は、積極的に鉛を使っていました。

鉛は加工しやすいために積極的に使用

ローマ人が「鉛」を使用したのは、その加工のしやすさからだといいます。
「鉛」は、融点が低いため、常温でも加工ができます。

鉛は、「魚釣り」の「おもり」でも使用されています。

柔らかい。
ツメでひっかいても傷が付くくらいです。

この加工しやすい性質に注目したローマ人は、鉛をせっせと使って、
「GJ!」なんて目くばせしながら、
水道管設置作業なんかやっていたんじゃありませんかね。

しかし、鉛は、素手で触るだけでも、手が黒くなります。
その感触もなんか変です。
水道管に使えば、鉛が溶け出しそうで、
「なんかヤバそうだな」と感じるのですが。

この鉛を水道管に使うというのも、
本能として、どうなのかな、と思いますが。。

そんなローマ人ですが、彼らは、水道管から容器まで、
「鉛」をふんだんに使用していたといいます。

ワインの貯蔵&製造タンクにも「鉛」を使用

あと、水道管のみならず、ワインのタンクにも「鉛」を使用していたといいます。
ローマ人は、ワインを水代わりにガブガブと飲みます。

このワインの貯蔵容器も「鉛」。
ワインを作るときも、「鉛」の容器に入れて作ります。
もう「鉛三昧」。

あちゃー(ノ∀`)
これでは、鉛中毒になっても仕方ありませんね。
もう「鉛中毒」まっしぐらです。
 

しかし、この「鉛」、怪しい魅力があったりします。
なんと、「甘い味」がするといいます。
鉛を入れると、ほのかに甘みを感じると。
この「甘さ」に魅了されて、ローマ人はますます「鉛」の虜に。

おいおい、と今なら思うでしょうが、
驚くことに、鉛の有害性が発見された18世紀以降も、ヨーロッパでは、
つい最近まで、ワインの甘み成分として「鉛」を使っていたくらいです。

深刻な「鉛中毒」を引き起こしたローマ帝国

しかし、これだけふんだんに「鉛」を使用していましたので、
もう、ローマ人は「鉛中毒」に。
ローマ人のほとんどが「鉛中毒」。

事実、イタリア全土から発掘した、ローマ時代の人骨を調べると、
高濃度の「鉛」が検出されているといいます。

当時のローマは、どこへ行っても「鉛」。
何を食べても、飲んでも「鉛」を摂取。

なので、ローマ人の平均寿命は40才だったとか。
というか、長生きできないでしょう。

ほとんどが「鉛中毒」で、おかしくなってしまったわけですから。

鉛中毒の恐ろしさ~人間を内部から崩壊させる

で、鉛中毒になるとどうなるか。
これは実は、かなり恐ろしかったりします。

・精神異常
・不妊
・記憶障害
・痛風

ご覧の通り。
もう亡国です。
国民が、根源的な部分から、おかしくなってしまうわけですから。
内部から崩壊させるといっても過言ではありません。

しかも、子供もできにくくなる。
子孫繁栄など夢のまた夢。
さらに、記憶障害ときたら、もうダメでしょう。
で、痛風ときたら、動けなくなります。

まさに亡国。
実際、ローマは滅んでいます。

暴君が多かったのも鉛中毒が原因?

残虐非道な「ネロ」。
狂気の「カリグラ」。

明らかに精神的におかしな皇帝が出ています。
ローマには、異常な皇帝が少なくなかったのですが、
こうした暴君が出現した背景には、ローマでの「鉛中毒」が、
真の原因だったのではないかと思わせるほどです。
当時のローマ人全体が、鉛中毒による「病気にあふれていた」と考えられます。

ローマの滅亡は、危険な食が国を滅ぼす事例

このように、ローマ帝国の滅亡は、実は、鉛中毒が原因だったとする説です。
これは「まんざら」でもありません。
危険な食事をしていれば、人間はおかしくなります。

食品添加物の専門家の安部司氏も、著書で、
「危険な食は、個人、家庭、社会、国家を滅亡させる」と指摘しています。

ローマ帝国を見る限り、まさに「その通り」と
うなずかざるを得ません。

ローマ時代の頃は、情報が乏しかったため、
鉛中毒の悲劇が起きてしまったのでしょう。

ローマの滅亡は、教訓になります。

食品添加物や遺伝子組み換え作物は現代の「鉛」

現代でも、食の安全には気をつけたいとところです。
現代では、食品添加物が蔓延しています。

しかも、その使用量が、年々上昇しています。
「安全だ、安全だ」「ちゃんと実験している」といっても、
怪しい所もあります。

そもそも食品添加物の安全性とやらは、ネズミでの実験で確かめているものです。
人間ベースでの実験はしていません(というか、できません)。

また、添加物「単体」だけで実験しています。
添加物を何種類もミックスさせて、安全性の確認を取る実験はしていません。
これ、やっていないんですね!
添加物など、体内で混合して、化学反応を起こしているかもしれないのに。

遺伝子組み換え作物に関しては、
その安全性が捏造されている疑いすらあります。

フランスでは、遺伝子組み換え作物の摂取は
ガンになると発表もしています。

◎GMトウモロコシと発がん性に関連、マウス実験 仏政府が調査要請
http://www.afpbb.com/articles/-/2902178

そのため、EU、カナダなどでは、使用禁止、制限もあるくらいです。
日本は、野放しです。

食品添加物や遺伝子組み換えへの安全性は、果たして信用できるかどうか。
「安全だ、安全だ」といっていも、さてどうなのでしょうか。

鉛で滅んだローマは笑えません。
現代でも「ローマの二の舞」になる恐れがあります。

本能的に、直感的に、「ヤバい」「アブナイ」と感じるほうを
重視したほうがいいと思いますね。
たとえ、それが「勘違い」「思い違い」なことがあったとしても、
本能レベルのシグナルは見逃さないようにしたほうがいいと思います。

2014/05/29 08:49:03