ほんまに聞いてほしい マジでコロナを舐めたらアカン【NYコロナ】

新型コロナウイルスでニューヨークが大変なことに

新型コロナウイルス。今ニューヨークが大変なことになっていますね。で、ニューヨーク在住の日本人が、その実体を報告するとともに日本への警鐘を鳴らしています。

ほんまに聞いてほしい マジでコロナを舐めたらアカン

ご覧の通りです。
唸(うな)ります。
大変傾聴に値する動画です。

ただし注意も必要です。なぜなら別のNY在住の日本人が、この動画とは違うことをYouTubeで報告しているからです。

あと話し方が興奮していますね。オーバーヒート気味。それと住んでいるところがハーレムなので治安の悪いところです。こうしたことを踏まえて聞く必要がありますね。

で、それを承知の上で、動画の話しをまとめると、次のようになります。なお報告の一部も勘違いがあるようですので、その点は※印で書き入れました。

で、アメリカでは、3週間前(3/10頃)までは、新型コロナウイルスのことは高みの見物だったそうです。対岸の火事。楽観もしていたと。

ところが2週間前(3/17頃)から激変。わずか1週間(7日間)で状況が一変したといいます。ニューヨークで感染爆発。オーバーシュト。パンデミックです。

もうニューヨークでは検査が受けられない。病院のベッドも足りない。人工呼吸器も足りない。治療ができない。周囲の人がどんどん亡くなっていく。死体が山積み。

軍は大規模なキャンプを設けているといいます。しかしこれは軍が使っているのではない。死体を集めて置いている。大規模のキャンプに、コロナで亡くなった死体を集めて置いている。こうでもしないと対応できない。

※実際はテントは臨時の病床。そのテントの前に死体安置用の冷凍のトラックとテントがある。

新型コロナウイルスは、感染すると20%が重症化する。そのうち5%が亡くなる

医師も看護師も働きっぱなし。負の連鎖が始まる。負の連鎖が止まらない。

自己中なアメリカ人。ルールを守るのが苦手なアメリカ人。そのアメリカ人が、ルールを守っている。その光景そのものが信じられない。

そもそもマスクを絶対にしないアメリカ人が、初めてマスクを着用するようになった。人と人との距離は2m間隔を保つ。自宅待機している。外出はしない。

ニューヨークの一部はバイオハザードになっている。治安も悪化している。高級住宅街は大丈夫だが。※実際はまだバイオハザードになっていない。

外に出ないこと。
自宅にいること。

ざっとこんな感じです。大阪弁で語る体験や報告はインパクトがあります。しかしニューヨークの状況は、対岸の火事ではありませんね。

別の日本人女性が伝えるニューヨークの実情も聞くべし

ちなみにこの動画の女性の報告は、ニューヨークの中でもわりと危険な区域(ハーレム)ですね。ここはきちんと押さえておく必要はあるでしょう。でありませんと、いたずらに不安を煽り、パニックをうながすことになりかねません。

実際、こちらのNY在住の方の動画では、上記の動画とは違うことを話ししています。

【4月3日現在】ニューヨークから新型コロナの状況について定期報告。

最初に紹介した女性の動画とは違うことを言っています。

・テントは臨時の病床。
・そのテントの前に死体安置用の冷凍のトラックとテントがある。
・バイオハザードにはなっていない。

などなど違ったことを語っています。

で、こちらの動画のほうが冷静です。またデータに基づいて話しをしています。興奮していませんし、落ち着いて話しをしています。こちらも参考になります。

情報は、一方だけから得るのではなく、複数から得て検証することが大切ですね。

で、正しい情報を集めて、事実を知り、状況を把握して分析です。これは素人でもできます。ネットがありますので、素人でもできますね。

ニューヨークはアメリカ全土の中でも感染者が40%を占める

アメリカの新型コロナウイルスでは、ニューヨークが最も感染者が多く、死者も多くなっています。⇒アメリカ 感染者21万人超で 同時多発的な医療崩壊に危機感 | NHKニュース

4/3現在でわかっているのが「感染者21万人超」です。アメリカ全体の約40%がニューヨークです。

東部:ニューヨーク・・・8万4,046人/1,300人以上が死亡
東部:ニュージャージー・・・2万2,255人
東部:マサチューセッツ・・・7,738人
東部:ペンシルベニア・・・6,063人
西部:カリフォルニア・・・9,907人
西部:ワシントン・・・5,984人
中西部:ミシガン・・・9,315人
中西部:イリノイ・・・6,980人
南部:フロリダ・・・7,773人
南部:ルイジアナ・・・6,424人

ご覧の通り。
ニューヨークという小さな州であるが故に、都市である故に、油断してしまうとパンデミック(集団感染)を引き起こし、大惨事になってしまうということもわかるかと思います。

アメリカのベッド数は先進国の中でも最も少ない

あと医療崩壊ですが、実はアメリカは先進国の中でも、人口当たりのベッド数が最も少ない国になります。

⇒病院病床数の国際比較~わが国の医療のあり方についての基本資料
⇒医療関連データの国際

表 2.1.1主な国の病床数の内訳病床数(床)

これらのデータをご覧になるとわかります。総合病床数/人口1000人当たりの病床数は、

日本・・・160万/13.1
ドイツ・・・66万/8.0
フランス・・・40万/6.0
イタリア・・・19万/3.2
アメリカ・・・89万/2.8
イギリス・・・16万/2.5
カナダ・・・9万/2.5

このようにアメリカは、全土のベッド数は89万床あるものの、人口当たりの数は2.8床で、少ないんですね。先進国の中でももっとも少ないほうになります。

しかもアメリカは医療費が高額です。インフルエンザの検査代だけでも34万円。

病院の治療が受けられない、入院できない人が圧倒的です。限られた人しか医療を受けることができない。にも関わらず、今回のコロナで大パニック。

さらにアメリカ人はパニックになりやすい傾向です。新型コロナウイルスでパニックになってしまい、冷静を欠いて、不適切な行動を取ってしまうことにも。

こうした様々な要因が重なって、今や世界随一の感染国になってしまったのではないかと思います。

ちなみに医療崩壊を引き起こしている国は、総じて人口当たりのベッド数が少ない国です。イタリアもそうですね。

日本のベッド数は先進国の中では最も多いがそれでも足りない

では日本はどうか。日本は、かろうじて先進国の中では、ベッド数も160万床でダントツ。しかも人口当たりの13.1。これまたダントツ。

しかし先進国の中では多いといっても、20年前は180万床であり、年々減っています。

しかも実際問題としては、新型コロナウイルスへ対応するには日本もベッド数など医療設備が足りないといわれています。

病院のベッド数が減っているのは何故か?

日本をはじめ病院のベッド数が何故、減っているのでしょうか。これはいわゆる「国の借金問題」が理由です。「国の借金1100兆円!国民一人当たり870万円!」という、これです。

で、これは医療費でも同じです。健康保険料や医療費がかかるので、国の予算から減らしたい。だから入院患者を減らす。病院のベッド数を減らす。こういう理屈で、病院のベッド数が減ってきています。

このようにコストばかり優先してしまうと、新型コロナウイルスのような有事の際、病院は対応できなくなります。同じように、大地震や津波、台風の際にも対応できなくなります。やはり日頃より有事の際を想定して、医療費の設計をすることが大切です。

政府は国民救済のためにふんだんにお金を出せる

けれども「国の借金問題」は間違いです。間違った財政政策です。MMT(現代貨幣理論)に基づけば、国が予算を捻出する(国債を発行)すればするほど、日本は豊かになることがハッキリしているからです。

その理由と仕組みは、こちらの動画をご覧になってみてください。

「日本の未来を考える勉強会」ーMMTポリティクス〜現代貨幣理論と日本経済令和元年5月17日 講師:経世論研究所 所長 三橋 貴明氏

約40分間で、MMT(現代貨幣理論)とお金の仕組みがわかります。

で、本当は、国は医療費の負担ぐらいできるわけですね。新型コロナウイルスのような有事の際、国家は予算を組んで国民を助けることができるんです。本当は。

しかし間違ったお金の理解により、間違った経済学により、誤った財政政策をしています。

このことを明らかにしたのがMMT(現代貨幣理論)です。MMT(現代貨幣理論)は、従来の経済学が間違った貨幣観に基づいて構築していることを指摘しています。正しい貨幣観に基づくことを提唱しています。

で、MMT(現代貨幣理論)に基づけば、新型コロナウイルスといった有事においても、

・国が医療費をまかなうことができる
・国は、企業の資金繰りの補償ができる
・国は、国民のためにお金を捻出できる

といった具合に、国民利益のために予算を組むことは可能です。詳しいことは、上記の動画をご覧になってください。

ニューヨークのパンデミックと医療崩壊は他人事ではない

そんなこともありますが、ところで動画の女性が言っていることは、必ずしも日本には該当しないことも考えられます。

事実、その後少し冷静になって動画をアップしています。それを見ると、最初の動画は、報告者ご自身が少々パニックになっている中、お話しされていたことがわかります。

しかし参考になりますね。決して他人事(ひとごと)ではありません。

で、日本で該当するなら「東京」でしょう。東京がニューヨーク化する可能性はあるかもしれません。

しかしながら適切な対処と予防をすれば、ニューヨークのようなパニックになることは避けることができるかもしれません。

ただし医療施設が間に合うかどうか・・・。160万床/13.1のベッド数があるといっても、実際、東京ではパンク寸前です。日本でも医療崩壊を引き起こす可能性があります。

なので新型コロナウイルスを「広めない」「うつさない」という姿勢もまた必要になりますね。

新型コロナウイルスは予防で対処

京都大学でウイルス研究を30年以上している宮沢孝幸さんのツィートがバズっています。

Takayuki Miyazawa(宮沢孝幸)さん
https://twitter.com/takavet1/status/1243739678576017414

宮沢さんのアドバイスはその通りだと思います。新型コロナウイルスへの対策として行っていきたいですね。

・ウイルスを「うつさない」配慮。
・他人との食事中は会話をしない
・高齢者、持病のある方、喫煙の習慣のある方は感染しやすい

一人一人の自覚と行動によって、新型コロナウイルスを封じ込めることができると思います。

修行僧のような気持ちで対処していくことになりますが、宮沢さんが語っている通りで「新型コロナウイルスは弱点ありまくり」です。適切に対処することが大切ですね!

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