防衛機制からマインドフルネスへ

防衛機制からマインドフルネスへ

人は悩みや問題に直面したときに、
克服するなどの行動・反応に出ます。

これらは一般的には、心理学でいうところの「防衛機制」という行動・反応になります。
「防衛機制」は「適応機制」ともいいます。

人は「防衛機制」の反応を取るのが当たり前です。
必ず「防衛機制(適応機制)」の反応や行動を取ります。
てか、これ以外の反応や行動は通常はあり得ません。

しかしながら防衛機制とは異なる行動・反応の仕方があります。
それが「マインドフルネス」です。

マインドフルネスは、第三世代の認知行動療法ともいわれています。
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)は、
マインドフルネスをさらに精緻化した認知行動療法でもあります。
防衛機制によらない行動・反応になります。

防衛機制とは?

人は、一般的にいえば、困難や問題に直面したときに、
何らかの反応をし行動を取るようになります。

それが「防衛機制(適応機制)」といわれているアクションになります。
その「防衛機制(適応機制)」とは、

  • 攻撃・・・攻撃、感情の爆発など発散
  • 逃避・・・場所、状況、心の状態から逃げる
  • 退行・・・赤ちゃんや子ども時代に戻って過去や昔の良い思い出に浸る
  • 拒否・・・拒絶、認めない、無視、スルー、無かったことにする
  • 合理化・・・言い訳、意味をすり替える
  • 同一視・・・優れた誰かを自分のように感じて満足する、物真似
  • 代償・・・代わりの物事で満足する
  • 隔離・・・感情の切り離し、自己観察、冷静になって向き合う
  • 昇華・・・高い目標にシフトさせる
  • 反動形成・・・つらい感情とは反対の行動を取る
  • 投影・・・他人の中に自分を見いだす(他人の欠点は自分の欠点)
  • 抑圧・・・抑え込む
こういった行動・反応ををいいます。
【参考】適応機制(防衛機制)とは?壊れてしまいそうな自分を守る脳内システムについて

防衛機制とはネガティブな心の状態に対する行動・反応

「防衛機制(適応機制)」とは、これらの行動・本能をいいます。
要するに、

「ネガティブな心の状態を、どのようにして解決・解消するか」

といったように、ストレス処理の行動様式をいいます。
防衛機制をわかりやすくし、なおかつ整理すると

  • 【行動様式】・・・発散、逃げる、代替え、高い目標へシフト、第三者の物真似
  • 【心の処理】・・・無視、スルー、自己観察、意味のすり替え、
  • 【問題のある行為】・・・言い訳、攻撃、他人の中に欠点を見つける、抑圧
このようになります。
ほぼ全ての人が、これらの行動を必ず取ります。

人は困難・悩み・問題に直面すれば必ず「防衛機制」を取る

一般的には、もし「防衛機制」に走らなければ、その人は精神を病みます。
虚無に陥ったりもします。
といいますか、実際は強い抑圧を抱えるようになって、
心や体が病気になります。

なぜなら「防衛機制」は、人が必ず取る行動であり反応だからです。
逆に言えば、何らかの問題・困難に直面したときに
人が選択する行動・反応が「防衛機制」なわけですね。

だから論理的には「防衛機制」を取らない選択肢は
通常はありません。

マインドフルネスという方法

けれども、これらの「適応機制(防衛機制)」とは
異なるアプローチがあります。

それこそが最初に書いた通りで「マインドフルネス」になります。
マインドフルネスはジョンカバット・ジンが提唱した
「マインドフルネス・ストレス低減法」にルーツがあります。

マインドフルネスは、テーラワーダ仏教やヨーガ、禅における
瞑想のテクニックを西洋風にしたものになります。

マインドフルネスは「いまここ」「プレゼンス」「気づき」「純粋意識」
とも言います。

防衛機制よりもマインドフルネス対応がおすすめ

防衛機制(適応機制)とは、いわば「心」の処理の様式になります。
ところが人には、「心」とは別次元の「心」が生じる「源泉」「意識」があります。

この源泉や意識に開けていくことで、
人は徳本来の性質を帯びるようになり、
いわゆる「悟り」といった状態へもシフトもしていくようになります。

「マインドフルネス」の本質は、実はこれだったりします。
悟りの技法だったりします。

徳の源泉、幸福の源泉、宇宙意識、純粋意識に開けていく様は、
革命的な有り様だったりします。

「悩みの正体」をまず知る

マインドフルネスで対応する場合、
まず悩みの正体を知る必要があります。

悩みを解決しようとする場合、
その悩みの正体を見極めることが大切です。

実は、悩みは「記憶」によって引き起こされています。
記憶とは「思い出」「昔のこと」。

そういった記憶を思い出しては、嫌なことを「反すう」しています。
これが悩みの正体。

「記憶」が悩みを引き起こす

記憶は、記憶に過ぎません。
想念が振幅し、変化ているだけです。
これに付随して、肉体の感覚が伴ってきます。

で、この記憶と感覚に、意識(観ている自分)が一体化しています。

この意味が、おわかりでしょうか。
この意味がわかれば、悩みを突破するブレイクスルーが始まります。

「気づき」が大切

マインドフルネス、いまここ、プレゼンス、純粋意識というものは、
この意識(観ている自分)に、まず気がつくことです。

で、この意識そのものは常に「気づいて」います。
思考や判断が生じる前に、実は人は「気づいて」います。
このことを「気づき」といっています。

実は、ものすごく当たり前のことだったりします。
あまりにも当たり前過ぎるため、気づかないでいたりしています。

観ている意識。
聞いている意識。
感じている意識。

常に気づいている存在そのものが昔からあります。
これだけは変わりません。

この意識そのもの(気づきの意識)に気がつくことできると、
いまここ、プレゼンス、気づき、純粋意識が開けてきます。

いまここ、プレゼンス、気づき、純粋意識ができるようになってくる。
マインドフルネスができるようになります。
悩みと距離を置くことができるようになります。
「悩みは幻」という意味が、理屈ではなく体感し始めます。

これが最初の関門です。
ハードル。
ここがわかるかどうかが、ものすごく重要です。

マインドフルネスは知識・観念・概念では体得できない

いまここ、プレゼンス、気づき、純粋意識とは、
その意識そのものにシフトすることだったりします。

けれども、これを観念や概念で理解したり、体感しますと間違えます。
初心者には、これをしてしまうことが多かったりします。

いかにして「観念」というマインドのマジックを見抜いて乗り越えていくのか。
ですので、精妙な感性と知性が必要ということだったりします。

こうしたセンスや感性は、いまここ系の本を、
数多く読むのも役に立ちます。

防衛機制の対応から、マインドフルネス対応に
シフトすることはおすすめです。
このことを理解し、できるようになると、しあわせ感が高まると思います。

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