Roland MC−8は日本のローランドが1977年に開発した、
世界初の音楽専用の自動演奏コンピュータですね。
マイクロコンポーザーという代物です。
ちなみにローランドは画期的な電子楽器を数多く出しています。
MC−8はその一つです。
MC−8シーケーンサーには、音符を数値データに置き直して入力し、
自動演奏をさせています。
当時、最もよく使われたのが、
16分音符が奏でる複雑なアルペジオ演奏です。
この16分音符は、ピコピコと鳴ることから、
それで「ピコピコサウンド」と言われるようにもなったものです。
で、この「ピコピコサウンド」が元祖テクノです。
当時、テクノといえば、このピコピコと鳴るサウンドが定番でした。
MC−8はこの時代、大活躍します。
MC−8の実際の使い方などの操作については、
ありがたいことに、今ではYouTubeにいくつか動画も上がっています。
MC-8 Programming
こちらの動画は、安西さんによる解説動画ですね。
MC−8の実際の使い方を解説されています。
Roland MC-8 MicroComposer Unboxing & Demo
こちらは、倉庫に眠っていたMC−8でしょうか。
外観が新品そのもの。
レアなMC−8です。
MC−8は世界初の音楽専用コンピューターといったところです。
音程、音の長さを全て数値化して、一音づつデータ入力していくという
事務作業が必要な代物だったりします^^;
この頃から、音楽データを作る専門職として
「マニュピュレーター」というのも出てきました。
松武秀樹さんは、シーケンサー打ち込みの仕事を「マニュピュレーター」として、
新ジャンルの仕事を開拓した一人だったりします。
それにしても当時は、あこがれのMC−8といった感じです。
なんたって、価格がたしか120万円でしたから(たしか)。
120万円のシーケンサーなど、今では考えられませんね。
今では、スマホでもできる時代です^^;
お金のない学生は、自作したり改造したりして、
なんとか先端の楽器もどきを手に入れようとしたものです。
Roland MC−8は、当時は、こんなにも高かった。
当時は、頂点の電子楽器の一つでしたね。
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