本多静六の本「4分の1天引貯金(私の財産告白)」はパーリ仏典「シンガーラへの教え」が原典

本多静六「4分の1天引貯金」法はお金持ちになる方法

お金持ちになる方法は古来からあります。で、日本における「お金持ちになる方法」の古典として、本多静六氏の「4分の1天引貯金」というのがあります。

この書は有名。
しかも名著。
シンプルであり、おすすめの指南本なんですね。

そもそも本多静六氏。
明治時代の東大教授。
大学教授といっても裕福ではなかったようです。

本多静六「私の財産告白」

この本多静六氏の蓄財法は「私の財産告白」という名著に記されています。

「4分の1天引貯金」本は必読です。
古典になりますが「お金持ちになるマインドセット」でも定番です。この方法一本で、地道に行っていくのもアリですね。

バイブルとしている人もいます。巷のビジネス書を読む必要も無くなるという人もいます。この一冊で充分であると。

それくらいインプルで、実績のあるノウハウだったりします。

収入の1/4は必ず貯蓄する

本多静六氏は「4分の1天引貯金」によって、ゼロから巨万の富を築くのですが、その方法は収入の1/4はどんなことがあっても貯蓄するというやり方です。

これが「4分の1天引貯金」という貯蓄の仕方です。シンプルですが、本多静六氏の方法はごもっともです。

ちなみに本多静六氏は、巨万の富みを築くものの、晩年、その資産を全部寄付。

晩年はゼロに戻ってしまうんですね。で、年金生活になります。

すごいですね。
自分が作り上げた資産を社会に還元。
志がいいですね。
もっともいろいろと思うところがあっての決断だったようです。

4分の1天引貯金術は原始仏典「シンガーラへの教え」がルーツ

ちなみに!「4分の1天引貯金」術は、お釈迦さまも説いています。といいますか「4分の1天引貯金」法の元祖はブッダだったりします!

驚くかもしれませんが、これはホント。

パーリ仏典の長部経典に「シンガーラへの教え」というのがあります。ここでブッダは、在家の「シンガーラ」という若者に、「賢明な生活術&処世術」として「蓄財法」を説いています!

で、ブッダは、シンガーラに「収入を四分割にして使う方法」を推奨しています。

どういうことかといえば、それは、
1/4・・・生活費
2/4・・・事業費(投資)
1/4・・・貯蓄

このように収入を使いなさいと言われているんですね。驚くことにブッダは、このよにことこまかくお金の使い方を指南しているわけです。

出家、悟り、解脱といった、どこか超然としたイメージのあるブッダかもしれませんが、実際の姿は、このように地に足の付いた現実的な方だったんですね。後世のブッダ観は、後世の人が作った超人イメージです。

もっとも現代では、事業費(投資)のところが、生活費と重なることも多くなると思います。

それにしても本多静六氏の貯蓄法は、お釈迦さまの方法がルーツだったわけですね。

お釈迦さまは欲を否定していない

で、お釈迦さまは、決して欲を否定していないことが、シンガーラへの教えからもおわかりかと思います。

ちなみにお釈迦さまが、欲望を否定する場合は、否定されるべき文脈があるんですね。

過剰な欲求であるとか、
エゴイズムに陥っているとか、
欲に取り憑かれて苦しんでいるとか、
最終段階の解脱の段階であるとか、
何か「訳あり」の文脈のときです。

でなければ、シンガーラに貯蓄法を教えますか?

ブッダは決して欲望を否定しておらず、一般生活をしている者には、適切で自然な欲を推奨もしておったわけですね。

その一つが、シンガーラに説いた「財を四分割にして使う方法」なわけですね。

極めて合理的なブッダの精神が、こうした点にみられるわけですね。

お釈迦さまは、いたずらに「欲」を否定していないんです。むしろ、賢明に、安全に、無難に生きていく術すらも教えていたわけなんですね。

ここはよーく理解する必要があります。

お金持ちになる方法

ちなみに世の中には「お金持ちになる方法」とかがありますね。「お金持ちになるセミナー」とかもあります。

ええ、本田健さんもセミナーをやっていますね。お金持ちのアドバイザーとしても有名ですよね。

お金の増やし方実践書~山崎元/お金の増やし方を教えてください!

で、こうしたお金持ちになる方法の指南本はいくつかありますが、具体的にどうすれば良いのかということを指南しているベストセラー本があります。

それが山崎元氏の「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」ですね。

この書は初心者でもわかる「お金の増やし方」実践書です。おすすめできます。

お金に関するマインドセット~村上世彰/いま君に伝えたいお金の話

あと、お金に関するマインドセット本もあります。これも昔からありますね。

今話題なのは村上世彰氏の「いま君に伝えたいお金の話」ですね。

お金のマインドセット本は、わりと海外(外国人)が書いたものが多いのですが、村上世彰さんは日本人です。なので響きやすいと思います。

やっぱり本多静六「4分の1天引貯金」がおすすめ

そういうわけでして、世に数ある蓄財術の中でも、本多静六氏の「4分の1天引貯金」法はおすすめです。

明治以降における蓄財術としては有名な古典ともなっています。

本多静六氏の「4分の1天引貯金」法は、先述の通り「私の財産告白」に載っています。所得の1/4を貯蓄し続けるという方法ですね。

2500年前にお釈迦さまもお説きになられた「財を四分割にして使う方法」と不思議と一致する実績のある方法だったりします。

こうした古典的な方法をベースにして、現代的な蓄財術やお金の増やし方を活用するのもよろしいのではないかと思います。

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